再生エネルギーのイメージ
PIXTA、ZUU online

自分が関心を抱いた事象には徹底したリサーチを信条とする個人投資家の井村俊哉氏は、2022年以降がエネルギーの時代になると確信している。その井村氏が、エネルギーの専門家である松尾豪氏にインタビューし、世界のエネルギー市場の動向を紐解いていく。前編「世界でエネルギー危機勃発の可能性 各国のエネルギー政策は現実路線へ転換か」では、世界中で需要が高まっている天然ガスについて詳しく聞いた。後編では、引き続きエネルギー市場の動向や、再生可能エネルギーの普及について松尾氏の分析を紹介する(この対談はロシアによるウクライナ侵攻以前に行われました)。

松尾豪
松尾豪(GO MATSUO)
合同会社エネルギー経済社会研究所 代表取締役
大学在学中の会社起業を経て、2012年イーレックスに入社。営業部、経営企画部に所属し、代理店制度の構築や計画値同時同量対応、VPP事業調査、制度渉外などを担当する。アビームコンサルティングで国内外の電力市場・制度の調査や事業者支援を担当した後、2019年ディー・エヌ・エー入社。引き続き国内外電力市場・制度の調査を担当したほか、分散電源事業開発にも携わる。2021年3月より現職。CIGRE会員、電気学会正員、公益事業学会会員、エネルギー・資源学会会員。
井村俊哉
井村俊哉(TOSHIYA IMURA)
投資家
1984年生まれ。大学在学中に株式投資を始め、2011年に元手100万円で本格参入。2017年に運用益1億円、2021年には15億円を突破した。元お笑いタレントで「キングオブコント2011」準決勝進出の経歴を持つ。中小企業診断士の資格も所有。2017年に芸能活動を引退し、2019年に株式会社Zeppyを設立(同年に開設したチャンネル登録者数18.2万人の「Zeppy投資ちゃんねる」は活動休止中)。投資では日本株のロング(買い)オンリーでα(超過利益)を追求する。全3,800社すべての上場企業の業績に目を通し、あらゆる適時開示を読み漁るなど、1日およそ15時間をリサーチに費やす。徹底した業界・個別株研究が信条。著書に『年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれた(日経BP社)』。そのほか、日本経済新聞、週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、日本テレビなど、多くのメディアで実績多数。