ブラック基調のシックな内外装パーツやベントレーダイナミックライドなどを標準装備したベントレー・コンチネンタルGT／GTCのSシリーズが登場
英国ベントレーは2022年6月6日（現地時間）、ラグジュアリークーペ＆コンバーチブルのコンチネンタルGTおよびGTCに新シリーズの「S」をラインアップすると発表した。
新設定のGT SおよびGTC Sは、4リットルV8ツインターボエンジン（550ps／770Nm）を搭載する既存モデルのGTおよびGTCをベースに、ドライビングパフォーマンスを重視した機能装備やエッジのきいた内外装パーツを精力的に組み込んで、よりスポーティなキャラクターに仕立てたことが特徴である。
まず足回りには、48Vアクティブアンチロール制御システムの「ベントレーダイナミックライド」を標準装備。各アンチロールバー内に組み込んだモーターが旋回の際に最大1,300Nmのトルクを0.3秒以内で発生し、ハードコーナリング下でのロールを最小限に抑えるとともに、巡航時には左右のホイールを最適にデカップリングすることで乗り心地を向上させる。一方、排気系にはスポーツエキゾーストシステムを採用して、独特のV8サウンドを強調。クワッドタイプのエキゾーストテールパイプは、ブラックとナチュラルのカラーを設定した。
次にエクステリアについては、加飾を既存のクロームからグロスブラックに変更。また、グロスブラック仕上げのラジエターグリルやブラックのブライトウェア、フロントフェンダーに配した“S”バッジ、ダークティント仕上げのヘッドランプおよびリアコンビネーションランプ、ブライトクロームのレタリングで仕立てた“ウイングドB”バッジなどを装備する。一方、シューズには新設計のY字型5本スポークデザイン22インチアロイホイールを用意し、カラーはグロスブラックまたは新しい仕上げのペールブロッガーサテンが選択可。ほかに、グロスブラックまたはブライトマシニング仕上げの専用トライスポーク21インチアロイホイールも用意する。さらに、ブレーキキャリパーにはレッド塗装を施した。
そしてインテリアに関しては、専用アレンジの2トーンカラースプリットを導入してスポーティさと特別感を強調。また、ステアリングホイールやシフトノブ、シートクッション、シートバックレストにはスエード調のダイナミカを採用し、さらにシートボルスターやドアパッド、インストルメントパネルに沿ってレザーハイドを施す。ほかに、インパネにはメタルの“S”エンブレムを、ドアシルにはBENTLEYプラークに加えて“S”ロゴ入りの照明付きトレッドプレートを配した。ドライバーインフォメーションパネルのグラフィックは、コンチネンタルGTスピードと共通のパフォーマンス重視のタイプを装備する。
一方、フロントシートにはS専用のバケットタイプを装着し、合わせて各シートのヘッドレストには“S”刺繍を刻印。オプションとして、キルティングの表皮や“ウイングドB”ヘッドレスト刺繍なども設定した。
（提供：CAR and DRIVER）
