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The sandbox(ザサンドボックス)とは?始め方・遊び方と仮想通貨SANDについて解説

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The Sandbox
(画像=ZUU online編集部)
この記事のまとめ
  • The sandboxとは、メタバースを自由に移動して遊べるブロックチェーンゲームのこと
  • The sandboxを始めるには、Coincheckなど取引所に登録→イーサリアムという仮想通貨を購入しよう

The sandbox(ザ・サンドボックス)とは?

遊んだり稼いだりできるプラットフォーム

The Sandbox (ザ・サンドボックス)とは?
(画像=ZUU online編集部)

The sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース(VR空間、仮想空間)を自由に移動して遊べるブロックチェーンゲームです。メタバースへの関心の高まりとともに世界中から注目を浴びており、全世界で4,000万ダウンロードを突破しました。

The sandboxは、ゲームの種類としては、サンドボックスゲームに該当します。サンドボックスゲームとは、プレーヤーがオープンワールドを移動し、自分で目的を設定して遊ぶゲームのことです。攻略順序が存在せず、自由度が高いのが特徴です。

The sandboxでは、メタバース内の土地であるLAND(ランド)を購入し、建物やゲームを自作して遊びます。The sandbox のLANDやキャラクター、アイテムはNFT化されているため、「Play to Earn(遊んで稼ぐこと)」が可能です。

たとえば、LANDやキャラクター、アイテムを購入し、値上がりしてから売却すれば、売却益を得られます。また、LANDを貸し出せば、賃料を受け取れます。オリジナルのキャラクターやアイテムを作成し、売却して稼ぐこともできます。

The sandboxには、キャラクターやアイテム、ゲームを作成するためのツールや、作ったコンテンツを売買できるマーケットが用意されています。The sandboxは単なるゲームではなく、プラットフォームとしての性格を併せもっているのです。

コインチェックと共同でメタバース上の都市開発を開始

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(画像=Coincheck)

The Sandboxは、日本国内の大手取引所コインチェックと共同で、2035年の近未来都市「Oasis TOKYO」の開発をスタートしました。

「Oasis TOKYO」は、メタバース内のコミュニティー活性化を目指し、コインチェックが保有するLANDに建設されます。富士山や東京タワー、和風建築など、日本を連想させる街並みと、近未来的なデザインが融合した、独自の空間演出がなされています。

「Oasis TOKYO」には、商店街やスタジアム、ライブハウス、美術館などさまざまな施設が建設され、プレーヤー同士で交流を深めることができます。アスレチックや忍者屋敷、サウナ、寿司屋などもあります。

元AKB48でアパレルブランドをプロデュースする小嶋陽菜さんや、「サムライ・ギタリスト」として知られるMIYAVIさんなど、多くのアーティストとのコラボも決定しています。

今後のコラボ企画やイベント開催によって、ますます注目度が高まることが予想されます。

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メタバース上で4つのサービスを提供

The Sandboxは自由度の高いプラットフォームで、ゲームで遊びたいプレーヤーはもちろん、クリエイターやアーティスト、企業からの注目度も高いことが特徴です。

続いては、The Sandboxがメタバース上でどのようなサービスを提供しているのか、具体的に見ていきましょう。

The Sandboxのメタバース上で4つのサービス
  • メタバース
  • ボクセルアート
  • NFTのマーケットプレイス
  • Game Maker

メタバース

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(画像=Coincheck)

The Sandboxをプレーする楽しみの一つが、メタバースを自由に移動して遊べることです。初心者ユーザーはまずメタバースを楽しむことからスタートするといいでしょう。

他のプレーヤーが作ったジオラマやギャラリーを見学したり、提供されているゲームをプレーしたり、遊び方は自由自在です。ミッションをクリアして報酬を受け取ることもできます。また、他のプレーヤーと会話して交流を深めるという楽しみ方もあります。

自宅に居ながらにして広大なメタバースを散策できるのは、オープンワールド系ゲームであるThe Sandboxの大きな魅力といえるでしょう。

ボクセルアート

ボクセルアート
(画像=The Sandbox)

The Sandboxには、ボクセルアートを制作できる「VoxEdit(ボックスエディット)」という無料ツールがあります。ボクセルアートとは、立方体を組み合わせて作る3DCGのことです。ドット絵の立体バージョンと考えると分かりやすいでしょう。

VoxEditを使うと、建物やキャラクター、アイテムなど、ありとあらゆるオリジナルコンテンツを作成できます。有名なサンドボックスゲームである「マインクラフト」が好きなら、The Sandboxも楽しむことができるかもしれません。キャラクターやアイテムには、動きをつけることも可能です。

作った建物をLANDに配置したり、メタバース内で動かしたりすることもできます。広大なジオラマを作り、有料で提供すれば、ゲームを通じて仮想通貨を得ることも可能です。クリエイターやアーティストにとってはとてもよいプラットフォームであると言えるかもしれません。

NFTのマーケットプレイス

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(画像=Coincheck)

The Sandboxでは、自分が作成したオリジナルのキャラクターやアイテムをNFT化し、マーケットプレイスで販売できます。また、キャラクターやアイテムが安いときに購入し、人気が高まって値上がりしてから売ることで利益を出す方法もあります。

マーケットでの売買を通じて稼げることは、NFTゲームの醍醐味ともいえるでしょう。売買を通じて得た仮想通貨は、取引所を通じて日本円で引き出すことも可能です。

The SandboxのNFTマーケットプレイスには、メタバース内で使える車や動物、インテリア小物、衣装や武器など、ありとあらゆるNFTが出品されています。自分のコンテンツをNFT化して世界に向けて販売できるため、クリエイターやアーティストにとって魅力的なプラットフォームといえます。

Game Maker

Game Maker
(画像=The Sandbox)

The Sandboxでは、自作のゲームを作れる無料ツール「Game Maker(ゲームメーカー)」が用意されています。The Sandboxユーザーなら誰でも利用でき、本格的なプログラミングの知識がなくてもオリジナルの3Dゲームを作れます。

初期設定では、空き地(Empty)、湖(Lake)、砂漠(Desert)、地下(Nether)、草地(Meadow)、南極(Antarctica)、ジャングル島(Jungle islands)という6つのワールドテンプレートが用意されています。テンプレートを利用しつつ、自分で地形やオブジェクトを編集し、オリジナルワールドを作れます。その後、クエストを設定したり、オープニングを作成したり、難易度の設定をしたりします。

作ったゲームをシェアすれば、他のユーザーがゲームをプレーできるようになります。クリエイターとして自作ゲームを公開したり、ユーザーとして他のプレーヤーが作ったゲームをプレーしたり、色んな楽しみ方ができます。

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The sandbox(ザ・サンドボックス)はいつからできるの?

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(画像=The Sandbox)

The sandboxは、α版のみ期間限定で公開されましたが、2022年6月現在、完成版はまだローンチされていません。リリースは2022年夏以降が予定されていますが、ブロックチェーンゲーム自体が新しい技術を用いたゲームということもあり、延期になる可能性もあります。

完成版がローンチされれば、さらに注目を集め、The sandboxで利用できる仮想通貨SAND(サンド)やThe sandbox 内の土地であるLAND、NFTなどの需要が高まる可能性があります。今のうちに仮想通貨SANDへの投資や、The sandboxのユーザー登録を検討しておくと良いかもしれません。

The sandbox(ザ・サンドボックス)の始め方

The sandbox(ザ・サンドボックス)とは?遊び方・始め方と仮想通貨SANDについて解説
(画像=Koshiro/stock.adobe.com)
The sandbox(ザ・サンドボックス)の始め方
  1. 国内取引所の口座を開設する
  2. メタマスクを作成する
  3. The sandbox(ザ・サンドボックス)にサインインする

国内取引所の口座を開設する

The sandboxを始めるには、まず仮想通貨を入手する必要があります。仮想通貨は、取引所を通じて日本円と交換できます。取引所はたくさんありますが、初めて口座開設するなら、金融庁の認可を受けた日本国内の大手取引所を選びましょう。

Coincheck(コインチェック)

コインチェックは、国内初の取引所運営のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」を提供しています。「Coincheck NFT(β版)」では、ゲームで利用できるNFTを簡単に売買できます。2022年6月現在、The sandboxを含む10種類のNFTゲームの取り扱いがあります。

コインチェックで口座開設すれば、The sandboxで利用できる仮想通貨SAND(サンド)にも投資できます。

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また、GMOコインでも「Adam byGMO」というNFTマーケットプレイスがあります。The sandboxをプレーしたい方や、NFTで稼ぐことに興味のある方は、コインチェックやGMOコインがおすすめです。

コインチェックで口座開設するには、氏名、住所などの必要情報を入力し、運転免許証などの本人確認書類を提出します。口座開設が終わったら、日本円を入金し、まずはイーサリアムなど知名度の高い仮想通貨の購入を検討してみましょう。

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メタマスクを作成する

続いて、仮想の財布である「ウォレット」を作成します。人気のウォレットは、スマホアプリやブラウザーで簡単に利用できる「MetaMask(メタマスク)」です。メタマスクは日本語に対応しており、無料で利用できます。

メタマスクの作成を終えたら、取引所で購入した仮想通貨をウォレットに送金しましょう。

The sandbox(ザ・サンドボックス)にサインインする

ウォレットと仮想通貨の用意が完了したら、いよいよThe sandboxでユーザー登録をします。The sandboxの公式サイトで右上の「サインイン」をクリックし、「アカウント作成」に進んでください。アカウント作成後、サインインしたら、プレーをスタートできます。

「VoxEdit」で建物やキャラクター、アイテムを作成したり、「Game Maker」でオリジナルの3Dゲームを作成したり、NFTマーケットプレイスで好きなNFTを購入したりして、ゲームを楽しみましょう。

現状はPCでのみプレーが可能、スマホではできない

The sandboxは現在、スマホには対応しておらず、PCでのみプレーできます。いずれはスマホ版がリリースされる可能性もありますが、2022年6月現在、スマホ版のリリースに関する情報はありません。しばらくは、PCでプレーするのがメインになるでしょう。

The sandbox(ザ・サンドボックス)で使われるトークンは主に2種類

The Sandbox関連のコインを紹介
(画像=ZUUOnline編集部)

The Sandboxで利用されるトークンには、主には仮想通貨SAND(サンド)とメタバース内の土地LANDの2種類があります。

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(画像=The Sandbox)

トークンとは、一般的には「しるし、象徴、証拠」といった意味ですが、ブロックチェーン業界では、特定のブロックチェーン上で動作する暗号資産のことを指します。暗号資産とは、インターネット上でやり取りできる財産的価値を持つもののことをいいます。仮想通貨も、暗号資産に含まれます。

続いては、SANDとLANDについて分かりやすく解説していきます。

SANDとは? 主な用途・特徴を紹介

仮想通貨SAND(サンド)は、The Sandboxで流通する仮想通貨です。メタバース内の土地を売買したり、NFTを売買したりするときに通貨として利用できます。SANDは、NFT関連銘柄、メタバース関連銘柄として注目を浴びています。

SANDは、2022年5月に国内の大手取引所コインチェックに上場し、話題となりました。

SANDの基本情報
通貨単位 SAND
発行可能上限数 30億SAND
公式サイト https://sandboxgame.online/
ホワイトペーパー https://installers.sandbox.game/The_Sandbox_Whitepaper_2020.pdf
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
時価総額(2022年6月29日現在) 1,858億1,797万3,528円
価格(2022年6月29日現在) 147.64円
日本国内で取扱のある取引所 Coincheckのみ

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SANDの価格動向

2022年6月29日現在のSANDの価格は147.64円です。仮想通貨の代表格ともいえるビットコインの価格が現在250万円を超えていることを踏まえると、SANDは仮想通貨の中でも割安な銘柄といえます。

SANDは、2020年8月の公開当時は約5円でした。その後も2020年12月末までは3~5円台を推移していました。

SANDの価格が高騰し始めたのは、2021年に入ってからです。2021年は、高額なNFT取引がニュースで取り上げられ、NFTバブルと言われる状況になりました。

2021年3月には、Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の初ツイートのNFTが約3億円で落札されました。また、同じく3月に、世界最大のオークションハウス「Christie's(クリスティーズ)」で、Beeple(ビープル)というデジタルアーティストのNFTアート作品が約75億円で落札され、大きな話題を呼びました。

NFT関連銘柄として注目されたSANDも値上がりし、2月には10円を突破、3月30日に93.3円を記録しました。そこから一時下落し、6月には20円を切ったものの、8月末に100円を突破します。

そして、2021年10月28日に、旧Facebookが社名を「Meta(メタ)」に変更したと発表しました。メタバース領域に注力して事業展開すると発表されたことで、メタバースへの関心が世界的に高まりました。

SANDはメタバース関連銘柄として注目を集め、10月末から11月にかけて急激に高騰します。10月27日には88円でしたが、約1ヵ月後の11月25日には970円に達し、最高値を更新しました。

2022年には、アメリカの金融引き締め政策などの理由からビットコインをはじめ多くの仮想通貨が一時暴落しました。そのため、SANDも引きずられる形で暴落し、2022年6月29日現在は147.64円です。

SANDの将来性を予想

ピークからはかなり下落しているSANDですが、今後どのように価格が変化するのでしょうか。

まず、The Sandboxの完成版がローンチされることで、再び大きく注目を集める可能性があります。ユーザー数が増えれば、投資対象としてのSANDの需要も高まるでしょう。

The Sandboxがユーザー主導のプラットフォームである点も、注目すべき点です。人気のクリエイターがThe Sandboxで作品をNFT化したり、メタバース内のインフルエンサーが登場したりすると、一気にSANDへの注目度が高まる可能性があります。また、多くの企業がメタバースでの事業展開や広告活動に関心を寄せていることもあり、The Sandboxで流通するSANDにも将来性があると考えられます。

NFTバブルとも呼ばれた状況は落ち着きつつあるものの、NFT市場は今後も成長していく可能性があります。NFTが普及するにともない、NFT関連銘柄として、SANDが再び注目されるかもしれません。

メタバースも、今後の成長が期待できる分野です。Microsoftは、2022年にリモート会議ツール「Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)」をアップデートによりメタバース化すると発表しています。メタバースはゲームという娯楽の範囲を超えて、ビジネスで積極的に活用されていくと予想されます。メタバースが存在感を増すと、メタバース関連銘柄として、SANDの価値も高まる可能性があります。

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LANDとは?

LANDとは、The Sandboxのメタバース内の土地のことです。ユーザーは、購入したLANDにオリジナルの建物やキャラクター、アイテムなどを配置できます。また、ギャラリーをオープンしたり、オリジナルゲームを公開したりといった楽しみ方もあります。

LANDは投資対象としても注目されています。LANDが値上がりしてから売却すれば、売却益を得られます。また、LANDを貸し出して賃料を得ることもできます。LANDには希少性があり、仮想空間での不動産投資を可能にしたのです。

コインチェックのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でも、LANDの土地が売り出されました。初売り時には、3秒以内にすべてのLANDが購入されるほどの人気ぶりでした。

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The Sandboxで「遊んで稼ぐ」を体験しよう

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(画像=ZUUOnline編集部)

完成版はまだローンチされていないものの、The Sandboxでは、「VoxEdit」でボクセルアートを作ったり、「Game Maker」でオリジナルの3Dゲームを作ったり、NFTマーケットプレイスでNFTを売買したりできます。The Sandboxにユーザー登録し、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」を体験してみましょう。

また、The Sandboxの完成版がリリースされると、一気に知名度が高まり、仮想通貨SANDも値上がりする可能性があります。今のうちにコインチェックで口座開設し、仮想通貨SANDに投資しておくのも選択肢の一つです。

メタバースやNFTは、今後の成長が期待できる分野でもあります。ビジネスにおいてもプライベートにおいても、私たちの暮らしに普及していく可能性はゼロではありません。

一方で、まだ登場したばかりの技術であり、法規制が進んでいないなどのデメリットもあります。最新情報にアンテナを張りながら、NFTゲームをプレーしたり、仮想通貨への投資を検討したりすることが大切です。

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ZUU online編集部
ZUU online編集部
この記事の著者

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株式会社ヴェリタ
ファクトチェック担当者

ヴェリタは東京の校正・編集会社です。校正専業では唯一、派遣元事業者、有料職業紹介事業者の資格を取得しています。

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