この記事は2022年6月22日に「月刊暗号資産」で公開された「米TIME誌がThe Sandboxと提携 「TIMESquare」を構築と発表」を一部編集し、転載したものです。


米TIME誌がThe Sandboxと提携 「TIMESquare」を構築と発表
(画像=kanzilyou/stock.adobe.com)

米TIME誌は21日、メタバース「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」と提携し、バーチャル版「タイムズ・スクエア(TIMESquare)」を構築することを発表した。

現在、ニューヨーク市で開催中のNFTイベント「NFT.NYC」において、TIMEのキース A.グロスマン(Keith A.Grossman)社長が、ザ・サンドボックスのイベント内でパートナーシップを発表した。

タイムズ・スクエアの構築を担当するのは、同社が立ち上げた「タイムピーシズ(TIMEPieces)」。TIMEが保有するザ・サンドボックス上のランド(LAND)でユーザーの招集、芸術、商業の目的地としてニューヨーク・マンハッタン区ミッドタウンにある「タイムズ・スクエア」を再現するという。また、設計は建築家から公募するとしている。

グロスマン氏は、「私たちの目標はメタバースの中心となる地を作成することです。2021年9月にタイムピーシズを立ち上げて以来、私たちはWeb3.0でコミュニティを開発することに注力してきました」とコメント。

さらに、「TIMEには100年分の遺産があります。タイムピーシズのバーチャルコミュニティ、TIMEの歴史的報道などをサンドボックスで体験できる場所を作成することで、利用者はユニークな体験を得ることができるでしょう。例えば、ディスカッション、イベント、スクリーニング、教育的体験などです」と述べた。

ザ・サンドボックスのセバスチャン・ボーゲット(SebastienBorget)COOはイベントで、「TIMEと提携することで、『バーチャルマンハッタン』にタイムピーシズが加わります。タイムズ・スクエアではバーチャル建築家のデザイン募集が開催されます」と語り、今回の提携を歓迎した。

加えて、「ザ・サンドボックスは度々、文化、エンターテインメント、ブランドなどが活気に満ち溢れた、『バーチャルマンハッタン』とみなされることがあります。誰もが新しい発見、学び、ビジネス、出会い、遊び、ダンス、そして驚くべき新しいチャンスを見つけることができるのです」と語った。

現在、ザ・サンドボックスとの提携企業は増加している。先週は米エンターテインメント大手のLionsgateと提携、人気映画をテーマとするメタバース構築を発表した。

また、日本発の人気サッカー漫画「キャプテン翼」とも提携するなど、日本企業およびコンテンツとの関わりも増えている。(提供:月刊暗号資産