日経平均 | 26,890.58円 ▼116.38円 |
為替 | 1ドル=150.38円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 10億2,666万株 |
売買代金 | 2兆5,950億円 |
値上り銘柄数 | 351銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,422銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 80.53% |
市況概況
米国株安を受けて売り先行も下げ渋り
米国株が軟調となったことを受けて売り先行となった。朝方発表された消費者物価指数(CPI)も大きな伸びとなったことでインフレ懸念もあり、週末の手仕舞い売りもあって寄り付きの売りが一巡となったあとも冴えない展開となった。
それでも下げ渋りも見られたことで節目と見られる27,000円を試す動きもあったのだが、27,000円まで届かないとなると手仕舞い売りを急ぐ動きもあってさらに下値を試す展開となった。
昼の時間帯は買い戻しもあり、値持ちの良い展開で後場も前場の終値を上回って本日の高値水準である27,000円を意識した始まりとなった。
ただ、さらに買い上がる動きもなく、買い戻し一巡感が強まり、その後も売り急ぐ動きはなかったのだが、買い気に乏しい展開でじりじりと下げ幅を広げて前場の安値水準まで下落となった。
それでも安値を下回らないとなると今度は買い戻しも入るという状況で結局は軟調ながら下げ渋りとなった。それでも最後は手仕舞い売りが優勢で結局は安値圏での引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多かったのだが、値動きの軽さから幕間つなぎ的に買われるものも見られた。マザーズ指数やグロース指数は軟調ながらも底堅い動きだった。
先物は昨日のようなまとまった買いも見られず、指数を大きく動かすことはなかった。目先の持高調整で右往左往しているだけという感じだった。
昨日は27,000円が下値という雰囲気になったが、本日は逆に27,000円が上値という感じだった。外部環境を考えても、為替の動向を考えても買いにくいということであり、決算発表前の手仕舞いの売り買いが中心で売られたものが買われ、買われたものが売られる展開となっている。
来週になるとさらに日銀の金融政策決定会合を控えていることで動きにくく、冴えない展開が続くのではないかと思う。空売りの積み上がり次第では意外高もあるのだろうが手仕舞い売りが優勢となりそうだ。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線にサポートされた形ではあるものの、その25日移動平均線の下落は続くので上値の重い冴えない展開が続くのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。