50万部を発行する「ハルメク」がグロース市場に新規上場へ
(画像=セブツー)

ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿区、代表:宮澤孝夫)は2月15日、東京証券取引所からグロース市場への新規上場が承認されたと発表した。東京証券取引所への上場日は3月23日を予定している。同社はシニア女性に向けた雑誌「ハルメク」(編集長:山岡朝子)を手掛けており、ハルメク事業と全国通販事業を展開している。「ハルメク」の印刷証明付き発行部数は503,333部(2022年7〜9月)で、出版不況にも関わらずこの3年間で部数は倍増している。

2023年3月期の業績予想は、売上高にあたる売上収益は284億7200万円(前年は252億3300万円)、営業利益は20億1800万円(同13億5800万円)、親会社の所有者に帰属する当期利益は12億2600万円(同7億9600万円)と、増収増益を見込んでいる。

同社の売上収益の主軸は、カタログ通販とEコマースだ。2023年3月期は144億6500万円の売上高を見込んでおり、売上収益の半数を叩き出している。雑誌「ハルメク」の購読料と広告売上、書籍の2023年3月期の売上高は34億200万円を見込んでいるが、同誌の読者数が増加したことでカタログ通販とEコマースに相乗効果をもたらしている。また、B2B向けのマーケティングコンサルを展開しているハルメク・エイ ジマーケティング、ヘルスケアを展開しているハルメク・ベンチャーズ、終活等の新規事業を合わせた売上高は37億2500万円を見込んでいる。