東急不動産HDが銀座・数寄屋橋交差点の「東急プラザ銀座」を売却
(画像=「セブツー」より引用)

東急不動産ホールディングス(HD)は3月3日、東京都中央区銀座5丁目の数寄屋橋交差点に位置する商業施設「東急プラザ銀座」を三井住友トラスト・パナソニックファイナンスに4月5日に売却すると発表した。譲渡価格は非公開だが、東急不動産HDは2023年3月期に211億円の減損損失を計上する。

「東急プラザ銀座」は、2016年3月に阪急百貨店の「モザイク銀座阪急」が出店する銀座TSビル跡地に開業し、江戸切子をモチーフにした外観を特徴としている。テナントも訪日外国人を意識し、6、7階は「ファインドジャパンマーケット(FIND JAPAN MARKET)」の名称で「エヴァム エヴァ(evam eva)」や「タビオ(tabio)」などの日本ブランドが多数出店したが、2021年3月までにほとんどの店舗が退店している。大人の女性をターゲットにした「ヒンカ リンカ(HINKA RINKA)」も2021年11月に営業を終了し、1階の核テナントの「バリー(BALLY)」東急プラザ銀座店も同年3月にクローズしている。

現在、「ファインドジャパンマーケット」があった6階には、大型ナイトクラブ「ライズ(RAISE)」が出店している。運営は東急不動産HDの事業会社である東急不動産が継続するが、今後のリーシングに注目だ。