アジアにフォーカスした「ザ・コンランショップ」の路面店が代官山ヒルサイドテラスにオープン
(画像=「セブツー」より引用)

「ザ・コンランショップ(The Conran Shop)」は4月29日、代官山ヒルサイドテラスに路面店「ザ・コンランショップ代官山店」をオープンする。

1973年にイギリス・ロンドンで始まり、創業50年という節目を迎える年にスタートするこの店は、「ザ・コンランショップ」初のローカルで自主編集するショップだ。創業者のテレンス・コンラン(Terence Conran)が遺した「PLAIN、 SIMPLE、 USEFUL(無駄なく、シンプルで、実用的に)」というモットーを受け継ぎながら、アジアの作り手やデザインにフォーカスする。この店では、コンランショップ・ジャパンの中原慎一郎代表取締役と代官山店のスタッフが、アジア各地の目利きたちと協力して選んだ商品を展開。実際にスタッフが作り手に会って話を聞き、直接選んで買い付けてきたため、どんな想いやどんな風土の中で作られたのかを聞きながら買い物を楽しむことができる。

店舗の拠点となるのは、代官山にある集合住宅や店舗、オフィスから成る複合施設「ヒルサイドテラス」。約50年にわたり、住民と店と訪れる人たちとの穏やかなコミュニティが育まれてきた場所で、50年目を迎える「ザ・コンランショップ」のユニークで新たな試みが始まる。

店舗は常設を中心とした1階と、Tea Barやギャラリーのある地階の2フロア構成。1階には家具や雑貨、キッチンツール、リネンなどに加え、秋田発ファッションブランドの衣類も並ぶ。地階のギャラリーは、買い付けの旅で出会った職人や作家、デザイナーに焦点を当てて紹介するコーナー。4月29日から5月16日まで開催される第1回展覧会は、テンレスが貫いたモットー「PLAIN、 SIMPLE、 USEFUL」を日本的な美しさで体現する陶芸家・伊藤環の個展。その後は、韓国の若手デザイナーが開発した文房具を使った作品展示を計画している。同じく地階のTea Bar「聴景居(ちょうけいきょ)」では、アジア各地でそれぞれに異なるお茶の楽しみ方や面白さを味わうことができる。ゆっくり静かにお茶の味や香りを感じられるよう、あえて数席のみの小空間となっている。