クックパッドの希望退職者募集に46名が応募 海外事業では新たに約6割となる80名の人員削減を発表
(画像=「セブツー」より引用)

料理レシピのコミュニティウェブサイトを運営するクックパッドは、事業廃止に伴う希望退職者募集の結果を3月10日に公開した。クックパッドは2023年2月10日に広告事業の一部をはじめとした、たべドリ、Komerco、おりょうりえほん、ツリバカメラ、Oitocoの6事業を廃止し、さらに最大40名程度の希望退職者を募集すると発表していた。

エンジニア職とデザイナー職を除く廃止事業に所属する従業員、及び間接部門であるコーポレート部門を対象に募集を行った結果、応募者は46名となった。退職者は会社都合扱いとなり、特別退職金を支給する。今回の特別退職金及び再就職支援費用は、2023年12月期第1四半期決算にて1億3000万円の営業損失として計上される予定だ。

また同日クックパッドは海外レシピサービス事業の従業員の希望退職者募集、および人員削減の合理化を実施すると発表した。2014年1月から展開している多言語で投稿できるグローバルレシピプラットフォームは、2022年12月末時点では、73カ国、31言語で展開している。

今回の人員削減では運営体制の見直し、レシピサービスの提供価値を再構築するために実施される。5月末の退職に向けて80名の希望退職者を募集し、対象者には特別退職金が支給される。2022年12月末時点の連結従業員数は409名であり、そのうちグローバルプラットフォームの運営に従事する者は概ね130名だ。今回、約6割の人員を削減する。

この合理化によって特別退職金等の営業損失は見込まれるが、退職日以降は人件費の合理化が実現する予定だという。