日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 33,172.22円 △412.99円
為替 1ドル=141.84円
売買高(東証プライム、以下同) 20億6,348万株
売買代金 5兆1035億32百万円
値上り銘柄数 1,526銘柄
値下り銘柄数 279銘柄
騰落レシオ(25日) 106.73%

市況概況

国債金利の上昇にも関わらず大幅高

週末の日銀の金融政策決定会合で緩和継続が確認できたとして買戻しを急ぐ動きから買い先行となった。と言っても金融緩和の終了が始まっているという認識で債券市場は売られ、金利は上昇したのだが、株式市場は逆に買戻しを急ぐ動きで買いが先行、大幅高の始まりとなった。

指数先行で上値を試す動きとなり、節目とみられる33,200円~300円を超えて400円をつける場面も見られたが、さすがに33,300円を超えると買い難さも見られ、買戻し一巡となって上値の重い展開となった。

昼の時間帯にはさすがに手仕舞い売りもかさんで後場は上げ幅縮小して始まった。33,200円を超えると売られるというような雰囲気でいったんは33,000円を試すように上げ幅を縮小した。

それでも33,000円を下回らなかったことで再度買戻しが入り、結局は33,200円水準まで戻したが、最後の最後は手仕舞い売りに押されて33,100円台での引けとなった。

小型銘柄も買戻しも交えて総じて堅調だった。マザーズ指数やグロース指数は大幅高となった。先物はヘッジ売りの買戻しなどが見られ指数を押し上げる要因となり、売っては踏みあげさせられるというような展開となった。金融緩和の終了が気になり、買い切れないということで最後は手仕舞い売りに上げ幅を縮小した。

週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が異様に高かったことで買い先行となった。それでも33,500円まで到達しないとなるといったん手仕舞い売りに押される形となった。

指数先行で月初の買いに対する思惑も見られたのだろうが、金融緩和の終了が始まっているなかで早晩、バブル崩壊となるのだろう。買戻し一巡となったものから売られることになりそうで、から売りが積み上がらなければすぐにまた32,000円水準までの下落はあるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

大乱高下大会となった。それでも結局は25日移動平均線や基準線を抜け切れなかったという形であり、まだまだ保ち合い継続ということで良いのだろう。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。