プロバスケットボールB1「仙台89ERS」(仙台市、通称ナイナーズ)の株式の約8割を、「霞ヶ関キャピタル」(東京都千代田区) が2023年11月10日付で取得した。2026年に発足する「B.プレミア」への加入には、売上高や集客、アリーナなど厳しい条件があるため、大手の資本と提携する動きが相次いでいる。

同日に仙台市で開かれた記者会見では、河本幸士郎霞ヶ関キャピタル社長、志村雄彦仙台89ERS社長双方から、「B.プレミア」加入への想いと地域を盛り上げたいという思いが語られた。

河本社長は、霞ヶ関キャピタルが2011年、東日本大震災で被災したショッピングモール再建のため仙台市で創業した経緯に触れ、地域とのつながりを強調。「非常にワクワクしている。スポーツで仙台を盛り上げていきたい」と語った。

2026年に発足する新リーグ「B.プレミア」加入には、ホームでの1試合平均入場者数4千人以上、年間売上高12億円以上、収容人員5千席以上のアリーナ確保など厳しい条件がある。志村社長は霞ヶ関キャピタルの支援を受けながら「売上高12億円は、今期にも達成できる」との見通しを示した。そのうえで「B.プレミア」加入に必要な集客を継続的に達成するために、施策を協力して打ち出していく方針だ。

志村社長は続投し、霞ヶ関キャピタルの設樂英孝執行役員が代表権のある会長に就任する。

同案件は、ストライク(東京都千代田区)が仲介した。

文:M&A Online