【最新モデル解説】さらに磨きが掛かった「俊足の電動シティレーサー」、日産ノート・オーラNISMOの進化ポイント

「CAR and DRIVER」転載

2024/08/01

この記事は2024年7月23日に「CAR and DRIVER」で公開された「【最新モデル解説】さらに磨きが掛かった「俊足の電動シティレーサー」、日産ノート・オーラNISMOの進化ポイント」を一部編集し、転載したものです。

日産ノート・オーラNISMO tuned e-POWER 4WD／価格：347万3800円

4WDの新設定で、よりビビッドはハンドリングを実現

NISMOならではの走りの世界が味わえるインテリジェントなスポーツモデル、ノートNISMOがマイナーチェンジした。価格は307万2300円から347万3800円。注目ポイントはバリエーションの充実と、エクステリアの空力性能アップ、そして機能性の向上だ。それぞれをご紹介しよう。

新型は、従来のFWDに加え、要望の多かった4WDモデルを追加設定。4WDモデルはNISMO専用チューニングのシステムを搭載。正式グレード名は「NISMO tuned e-POWER 4WD」を名乗る。4WDモデルは標準モデルと比較してリアモーターの出力／トルクを向上させるとともに、前後の駆動力配分を専用チューニング。さまざまなシーンにおいて旋回性能を高めるとともに、雨天や雪道などの滑りやすい路面においても高いライントレース性を実現した。またステアリング操作に対する応答の正確性を引き上げ、少ない操舵でより俊敏にクルマの向きを変えられるようになったことで、安心感のある旋回加速を可能としている。

エクステリアは、電動4WDの先進性と、高い空力性能を実感できるデザインへと進化。フロントグリルは、冷却性能と空気抵抗の低減を両立するフラッシュタイプに変更した。リアバンパーも両端部にエアスプリッターを刻んだ新造形、エッジが重なって見えるレイヤード・ディフューザーは床下からの風を綺麗に流し、空気抵抗の低減に寄与する。

機能性の向上も見逃せない。標準シートの運転席はパワー調節機構に進化。さらに「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」がオプション（Nissanコネクトナビ＋プロパイロットなどとセットop／42万1300円）で選べるようになった。NISMO専用チューニングのRECAROスポーツシート（44万〜80万9600円）にはパワーリクライニング機能をプラスしている。
ノートNISMOのボディカラーは、イメージカラーの「NISMOステルスグレー」をベースとした２トーンを一、全7タイプから選べる。

日産ノート・オーラNISMO 主要諸元

グレード＝オーラNISMO tuned e-POWER 4WD
価格＝347万3800円
全長×全幅×全高＝4120×1735×1505mm
トレッド＝前1510／後1510mm
ホイールベース＝2580mm
車重＝1390kg
エンジン＝1198cc直3DOHC12V（レギュラー仕様）
最高出力＝60kW（82ps）／6000rpm
最大トルク＝103Nm（10.5kg・m）／4800rpm
モーター出力＝前100kw（136ps）／後60kW（82ps）
モータートルク＝前300Nm（30.6kg・m）／後150Nm（15.3kg・m）
サスペンション＝前ストラット／後トーションビーム
ブレーキ＝前ベンチレーテッドディスク／後ドラム
タイヤ＆ホイール＝205/50ZR17＋アルミ
駆動方式＝4WD
乗車定員＝5名