人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:ドル/円の翌日物の予想変動率が急騰
昨日のドル/円は約2週間ぶり安値を付けた。歴史的な接戦が見込まれる米大統領選の投票がスタート。東京市場で152.50円台へと強含む場面もあったが、海外市場では持ち高調整と見られるドル売りが優勢となり10月23日以来の安値となる151.33円前後まで反落した。
米大統領選の投票は日本時間午前8時に東部および中西部から順次終了。勝敗を左右すると見られる激戦7州の中で最も早く投票が終了するのはジョージア州の午前9時となる。9時半にはノースカロライナ、10時にペンシルベニアとミシガン、11時にアリゾナとウィスコンシン、12時にネヴァダと続く。大勢が判明するのは数日先になる可能性もあるが、市場は上記激戦7州を中心に開票速報に一喜一憂することになるだろう。仮に共和党トランプ氏の大統領返り咲きが見込めるような状況となれば大きくドル高に振れる可能性があるため注意が必要となる。民主党のハリス氏が支持率でリードしているミシガン州やウィスコンシン州をトランプ氏が獲るようなら見切り発車的にドル買いが強まることも考えられる。なお、為替オプション市場でドル/円の翌日物の予想変動率(インプライドボラティリティ)は前日の11%から35%前後へと急騰。市場が米大統領選をいかに警戒しているかを物語っている。
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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