米投資ファンドの動きも活発化
米投資ファンドの動きも活発化した。ミリ・キャピタル・マネジメントが印刷業のTAKARA&COMPANYの株式5.06%(その後6.47%に買い増し)、ファラロン・キャピタル・マネジメントが物流企業のニッコンホールディングスの株式5.05%をそれぞれ新規保有したことが分かった。
ミリ・キャピタルは昨年12月にも青山財産ネットワークスを5%超新規保有している。一方、ファラロン・キャピタルは東芝が非公開化される前の大株主として名を連ねたほか、昨夏以来、米国の2大ファンドが買収を争っている富士ソフトの大株主だったことでも知られる。
米国勢といえば、目下、動静が最も関心を呼んでいるのがダルトン・インベストメンツだ。渦中のフジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスに対し、経営陣の刷新を含む抜本改革を突き付け、その存在感が急速に増している。
ダルトンはフジ・メディア・HD株式の7.19%を英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NAVF)など2者と共同保有し、このうち5.83%をダルトンが持つ。
◎1月:アクティビストによる主な保有状況(直近に提出の大量保有報告書に基づく。赤字は新規保有。※保有割合が低下)
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(画像=「M&A Online」より引用)
文:M&A Online