主要通貨ペア（ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円）について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 ：2025年7月24日8時30分
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
目次
▼23日（水）の為替相場
（１）：日米関税交渉 完了
（２）：石破首相 退任報道否定
（３）：米中古住宅販売 前月から減少
（４）：米欧 15％関税で合意接近
▼23日（水）の株・債券・商品市場
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23日（水）の為替相場
期間：23日（水）午前6時10分～24日（木）午前5時55分 ※チャートは30分足（日本時間表示） 出所：外為どっとコム
（１）：日米関税交渉 完了
トランプ米大統領は自身のSNSで「日本との大規模な取引が完了した」と公表。米国による日本への関税が15％へ引き下げられる一方で、日本が米国に5500億ドル（約80兆円）の投資をし、自動車やコメなどを含む貿易で国を開放すると付け加えた。
（２）：石破首相 退任報道否定
毎日新聞が先の参院選での大敗後に続投を表明した首相に対して、「党内から退陣要求や批判の声が高まっているため、石破首相が8月末までに退任を表明する」と報道。読売新聞も「最大の懸念だった関税交渉のメドがついたため、月内にも退陣を表明」と報じた。その後、石破首相は前首相の菅氏、麻生氏、岸田氏と会談。「私の出処進退につきましては一切話は出ておりません」と語り、自身の辞任については「報道されているような事実は、全くございません」と否定した。
（３）：米中古住宅販売 前月から減少
米6月中古住宅販売件数は393万件と市場予想（400万件）以上に前月（404万件）から減少した。
（４）：米欧 15％関税で合意接近
英フィナンシャル・タイムズ紙は「欧州連合（EU）と米国は15％の関税率で合意に近づく」「合意内容は日米の合意内容に似たものとなる」と報じた。関税合意への期待からユーロが買われた。
23日（水）の株・債券・商品市場
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