人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:上値は限定的となりそう

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC、金利発表は日本時間18日未明)での25bp利下げが織り込まれる中で一時147.23円前後まで弱含むなど、ドルの上値が重かった。なお、トランプ米大統領は自身のSNSで「住宅市場は急騰する!」として、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に想定よりも大幅な利下げを催促したが、追加のドル売り材料にはならなかった。 米金利先物では今週のFOMCでの25bp(0.25%ポイント)の利下げを完全に織り込んでおり、注目は今後の利下げペースに移っている。
本日は米8月小売売上高が発表される。個人消費は米国の国内総生産(GDP)の約7割を占めるため注目が集まっている。トランプ政権による関税政策のインフレへの影響が依然として不透明ななか、これまで堅調とされてきた個人消費に減速の兆しが見られると年内3回(合計75bp)の利下げを織り込む形でドルが売られることになりそうだ。一方で、堅調な結果となったとしても、広く利下げが予想されるFOMCを控える中で上値は限定的となりそうだ。

注目の経済指標:米小売売上高

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注目のイベント:米債入札

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中村 勉(なかむら・つとむ)
中村 勉(なかむら・つとむ)
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。

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