(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年12月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼1日(月)の為替相場
(1):植田日銀総裁 タカ派的発言
(2):中国製造業PMI低下
(3):ISM製造業景況指数低下
▼1日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上値が重い展開が見込まれる/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
1日(月)の為替相場
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)
期間:1日(月)午前7時00分~2日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):植田日銀総裁 タカ派的発言
日銀の植田総裁は講演で「実質金利がきわめて低い水準にある」として利上げの必要性に言及。その上で「政策金利を引き上げると言っても、緩和的な金融環境の中での調整だ」「景気にブレーキをかけるものではない」と述べた。さらに「次回の決定会合で、利上げの是非について、適切に判断したい」と言明した。慎重な発言が多い植田総裁が踏み込んだ発言をしたことで、事実上の利上げ予告と受け止められた。
(2):中国製造業PMI低下
中国11月RatingDog製造業PMIは49.9と市場予想(50.5)以上に前月(50.6)から低下し、4カ月ぶりに活動拡大・縮小の分岐点である50.0を下回った。
(3):ISM製造業景況指数低下
米11月ISM製造業景況指数は48.2と市場予想(49.0)に反して前月(48.7)から低下し、好不況の分岐点となる50.0を9カ月連続で下回った。構成指数では仕入れ価格が上昇した一方で、新規受注と雇用は低下した。
1日(月)の株・債券・商品市場
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