(画像=「セブツー」より引用)
アクシージアは12月15日、2026年7月期の第1四半期決算を発表した。売上高は36億3100万円(前年同期比17.9%増)、営業利益は6100万円(同7.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6900万円(同138.0%増)と増収増益で、収益改善の進展が鮮明となった。
アクシージアは、高価格帯スキンケアブランド「ザ ビー(THE B)」をはじめ、「アクシージア(AXZIA)」「エイジセオリー(AGTHEORY)」、サプリメントブランド「レヴウェル(RevWell)」などを展開している。中国市場を主市場としており、売上高構成比は全体の約7割を占める。
その中国市場では、消費低迷の影響が長期化していたが、第1四半期では回復の兆しが明確となった。中国での売上高は27億円(前年同期比26.0%増)と大幅に伸長し、ECを中心とした販売強化も奏功した。
また、マレーシアやシンガポール、ベトナムなどといった東南アジア市場では、売上高は8700万円(前年同期比177.6%増)と拡大した。売上構成比はまだ2.4%程度にとどまるものの、高い成長率を背景に、今後の成長ドライバーとして期待が持てる。
アクシージアの2026年7月期の通期連結業績予想は、売上高は144億4000万円(前期比7.1%増)、営業利益は5億7000万円(同11.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億7000万円(同15.4%増)を見込む。
中国市場の回復を追い風にしつつ、東南アジアなど新興市場の育成を進めるアクシージア。高価格帯化粧品というポジションを維持しながら、地域分散を進める戦略が、今後どこまで持続的な成長につながるかが注目される。