主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年1月8日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼7日(水)の為替相場
(1):豪CPI予想以上に伸びが鈍化
(2):ユーロ圏CPI伸びが鈍化
(3):ADP全国雇用者数 予想を下回る
(4):ISM非製造業 1年2カ月ぶり高水準
▼7日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:もみ合い商状が続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
7日(水)の為替相場
期間:7日(水)午前7時10分~8日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪CPI予想以上に伸びが鈍化
豪11月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%と市場予想(+3.6%)以上に前月(+3.8%)から伸びが鈍化。ただ、伸びが鈍化した大きな要因はエネルギー料金の低下であり、コアCPIにあたるCPIトリム平均は前年比+3.2%と伸び率は予想通りに前月(+3.3%)から小幅な鈍化に留まった。
(2):ユーロ圏CPI伸びが鈍化
ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+2.0%と市場予想通りに前月(+2.1%)から伸びが鈍化した。食品やエネルギーなどを除いたコアHICPは前年比+2.3%と前月(+2.4%)から伸びが鈍化した(予想+2.4%)。
(3):ADP全国雇用者数 予想を下回る
米12月ADP全国雇用者数は4.1万人増と市場予想(5.0万人増)を下回った。前回11月分は3.2万人減から2.9人減へ上方修正された。
(4):ISM非製造業 1年2カ月ぶり高水準
米12月ISM非製造業景況指数は54.4と市場予想(52.2)に反して前月(52.6)から上昇し1年2カ月ぶりの高水準となった。構成指数では仕入れ価格が64.3と予想や前月(64.9、65.4)を下回り9カ月ぶりの水準に低下した一方、新規受注は57.9と前月(52.9)を大きく上回り1年3カ月ぶりの高水準となった。また、雇用は52.0と7カ月ぶりに拡大・縮小の分岐点となる50.0を上回った。 同時に発表された米11月JOLTS求人件数は714.6万件と市場予想(764.8万件)や前月(744.9万件)を大きく下回り1年2カ月ぶりの低水準となった。採用率、解雇率はともに低水準で、米労働市場の停滞が続いていることを示す結果となった。