ヤギの株価が15%超の急騰 アパレル事業が好調で増配&純利益35億円へ上方修正で急伸
(画像=「セブツー」より引用)

繊維商社のヤギの株価が2月10日、急騰した。前日終値3,510円から535円高の4,045円(+15.24%)で取引を終え、大幅高となった。前日の9日、ヤギは2026年3月期の通期業績予想の修正を発表。売上高は従来予想の900億円から840億円(前年比0.7%増)へ下方修正したものの、利益見通しと配当予想の引き上げが好感された。

営業利益は36億円から40億円(同12.0%増)へ、親会社株主に帰属する当期純利益は26億5000万円から35億円(同33.3%増)へ上方修正。さらに、2026年3月期の期末配当予想を1株当たり61円から97円へ36円増配すると発表した。これにより、年間配当は1株当たり147円となる見通しだ。収益力の改善と株主還元強化の姿勢が、株価を押し上げた。

ヤギは、マテリアル事業、ライフスタイル事業、アパレル事業、ブランド・リテール事業、不動産事業を展開。足元の業績も堅調だ。2026年3月期の第3四半期決算は、売上高が633億6400万円(前年同期比2.8%増)、営業利益が39億4400万円(同45.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が35億7900万円(同83.3%増)と増収増益を確保した。

業績を牽引したのはブランド・リテール事業だ。売上高は83億5800万円(同30.1%増)、セグメント利益は12億800万円(同318.6%増)と大幅に拡大した。同事業には傘下のWEAVAが運営する「タトラス(TATRAS)」が含まれており、新規出店が売上増に寄与した。

売上高構成比で52.5%を占める主力のアパレル事業も、売上高は340億6200万円(同3.3%増)と微増ながら、セグメント利益は29億4600万円(同36.9%増)と大幅な増益を達成。利益率の改善が鮮明となっている。売上計画は下方修正したものの、収益性の向上と積極的な増配姿勢が市場で評価され、ヤギの株価は大幅高となった。