主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年9月25日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼24日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計 新規雇用者数は増加
(2):片山財務相 けん制発言
(3):独IFO企業景況感指数 2023年5月以来の高水準
(4):NY連銀総裁 追加利上げ予想は「妥当」
(5):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(6):米7年債入札 応札倍率がやや低下
▼24日(木)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:上昇しやすい地合い/ ▼注目の経済指標・イベント
24日(木)の為替相場
期間:24日(木)午前6時10分~25日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用統計 新規雇用者数は増加
豪9月雇用統計は、新規雇用者数が3.95万人増と市場予想(2.00万人増)を上回った一方、失業率は4.6%と予想以上に悪化した(予想、前回ともに4.5%)。雇用者の増加はパートに偏ったもので、質的には良好とは言えない結果だった一方、失業率の上昇については労働参加率の上昇に伴うもので悪化したわけではないと受け止められた。
(2):片山財務相 けん制発言
片山財務相は158円台に再び進んだ円安について記者団に問われ「水準について具体的にコメントすることはあるわけではない」と言及を避けた一方、「先般の(日米)協調介入以降のプリンシプル(原則)は生きている」と述べて市場をけん制した。
(3):独IFO企業景況感指数 2023年5月以来の高水準
独9月IFO企業景況感指数は89.9と市場予想(89.0)を上回り、2023年5月以来の高水準となった。IFO経済研究所は「ドイツ経済は引き続き回復している」として「企業は現在に状況をより前向きに受け止めている。見通しは再び上向いた」と評価した。
(4):NY連銀総裁 追加利上げ予想は「妥当」
NY連銀のウィリアムズ総裁は、金融市場が年内の追加利上げを予想していることは「妥当」だとの認識を示した。政策当局者にとってインフレは「大きな課題」であり、「われわれはインフレ率を2%に戻すだけでなく、それが適時に実現されることを強く望んでいる」と語った。その後、フィラデルフィア連銀のポールソン総裁も「さらに緩やかな引き締めが必要になる可能性がある」と発言。さらにクリーブランド連銀のハマック総裁も「インフレ見通しは依然として非常に不確実で、上振れするリスクの方が大きい」との認識を示した。
(5):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
米新失業保険申請件数は19.7万件と市場予想(20.0万件)より少なかった。4週平均の申請件数は20.2万件となり、前週時点の20.4万件からわずかに減少した。
(6):米7年債入札 応札倍率がやや低下
米7年債入札(440億ドル)は応札倍率が2.42倍となり、前回(2.50倍)からやや低下した。最高落札利回りは5.085%と2009年に7年債が再導入されてから最も高い水準だった。中東情勢をめぐる不透明感から原油価格が上昇したことも相まって入札後に米長期金利が上昇。10年債利回りはクローズにかけて2007年以来となる5.22%前後まで、30年債利回りは2004年以来となる5.50%前後までそれぞれ上伸した。