ドル/円の見通し:200日線を挟んだもみ合い

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇した。日米両国が祝日とあって取引は低調で動意は限定的だったが、週末にイエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの主要空港を攻撃したことを受け「有事のドル買い」が先行。NYタイムには9月25日以来の高値となる158.75円前後を付ける場面もあった。なお、米国のトランプ大統領はフーシ派に対する攻撃への参加を「検討する」と述べたことが伝わっている。本日も中東情勢を睨んだ相場展開が続きそうだ。ドル/円は昨日の上昇で200日移動平均線を上抜けただけに、中東地域の緊張が一段と高まれば一気に159円台に乗せる可能性もあると見る。もっとも、市場は明日14日のNYタイムに発表される米9月消費者物価指数(CPI)にも関心を寄せていよう。このため、中東有事をめぐる情勢に大きな動きがなければ200日移動平均線(執筆時158.56円前後)を挟んでもみ合う展開が見込まれる。

注目の経済指標・イベント

10/13 (火)
11:00     IMF 世界経済見通し
12:00   (英) グリーンMPC委員講演
16:45   (米) ウォラーFRB理事講演
20:00   (米) グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
20:00   (米) JPモルガン第3四半期決算
20:30   (米) ゴールドマン・サックス第3四半期決算
21:00   (米) シティグループ第3四半期決算
23:00   (米) 9月中古住宅販売件数
26:00   (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
29:00   (米) コリンズ・ボストン連銀総裁講演

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。