よい業者に出会うことで、よいリフォームが実現する。当たり前のことに思えるが、「よい業者」を選ぶということは実に難しい。
自分に合った業者を選ぶポイントはどこにあるのか、そしてそれを満たす会社はどのようなものがあるのかを見てみよう。
リフォーム業者の選び方
服やお菓子を購入するのとは異なり、何十年にもわたって住んでいく家であればこそ、リフォーム業者を選ぶ時にはそれ相応の慎重さが求められる。どのようなことに気をつければよい業者を選ぶことができるのか、ポイントに分けて見てみよう。
ポイント1 ：業者の得意分野を把握する
業者によってこだわる点や得意分野は異なるものだ。リフォームしたい場所を決めたら、まずそこを得意分野とするリフォーム会社を選ぶようにしよう。機能的なトイレにしたいのに、エクステリアが専門の業者に頼んでしまったら、期待するような結果にならないのは明らかだ。
また、過去の事例などから、その業者がどのようなテイストのリフォームを行うのかも把握しておきたい。子どもとキッチンを楽しく使えるようにリフォームをお願いしたら、スタイリッシュであったり、収納が子どもには届かない高いところばかりにあるようなキッチンを得意とする業者であったがために思ったような感じには仕上がらなかった、ということになりかねない。業者の得意な分野とテイストを把握してから、依頼するように心がけよう。
ポイント2 ：業者の実績を把握する
ホームページを持っているリフォーム業者であれば、過去の実績なども写真と詳しい説明付きで載せていることも多いだろう。依頼する時に、過去の実績が分かる写真などで説明された書類を持ってきてもらうこともお勧めしたい。
このような実績を見ることで、具体的なリフォームの完成図をイメージしやすくなるし、こちら側の希望も写真を見せながら説明することで、業者にも伝わりやすくなるためだ。
ポイント3 ：見積書のサービス内容を把握する
見積書が届いたら、どこまでの範囲をリフォームするのか、どこまでが見積もりに書かれていて、どこからは書かれていないのか、また保証はどの程度の期間でどのような内容に対して行われるのかなどをきちんと把握しよう。
どのような内容についても、依頼主が納得いくまできちんと付き合ってくれる業者を選ぶべきだ。
ポイント4 ：デメリットについて説明する業者を選ぶ
同じ工事内容なら、少しでも安くなる方向に考えてしまいがちだが、安い方法や機材、設備には何らかのデメリットがあると思おう。施工案がいくつかある場合も、それぞれの案にはメリットとデメリットがある。このような点、特にデメリットについて詳しく説明してくれる業者は、誠実で信頼できると言える。
ポイント5 ：すぐに対応してくれる業者を選ぶ
電気系統や、設備自体の不具合など、何らかの問題がリフォーム後に生じることもある。このような場合にすぐに対応してくれる業者であることも、大事なポイントだ。
省エネ目的で太陽光発電システムを設置した場合、その保証期間は10年以上になることもあるが、いくら長い保証が付いていても、トラブル発生時にすぐ駆けつけてもらえないのであれば、意味のないものになってしまう。できれば近くに営業所がある業者、365日電話などでの対応をしてくれる会社が望ましい。
おすすめのリフォーム会社はどこ？
これらのポイントをふまえたうえで、リフォーム会社をいくつか紹介してみたい。施工事例などが気になったら、まずは電話などで問い合わせてみてはいかがだろうか。
リノ・マンション
マンションのリフォームを専門に行う「リノ・マンション」。マンションを知り尽くしたリフォーム会社という点で、安心して任せることができるのではないだろうか。
築年数の経過した物件でも、構造から設備、内装に至るまで、新築以上に美しく機能的にリフォームしてくれる。
株式会社 世田谷建築工房
世田谷を中心にリフォームを手掛ける「株式会社 世田谷建築工房」は、価格よりも住む人の機能性を重視する施工を心掛けている。実際にリフォームを行った施工主たちから高評価を受けているのも、信頼できる会社の証しだ。二世帯住宅なども幅広く手掛けており、どのような希望にも豊富な事例からすぐに具体案を出してくれることも心強い。
リフォーム R’Focy
京都市の「リフォーム R’Focy」は、京町家なども手掛けているリフォーム専門業者だ。
住む人に合わせて構造を変えることも得意としており、古い家に吹き抜けを作るなど、遊び心のある、それでいて暮らしやすさも叶えるリフォームを多数成功させている。
手を加えたい場所や好みのテイストに合わせ、最適のリフォーム会社を見つけていこう。リフォームの成功のカギは、業者選びにも大きくかかっているのだ。
