タカタ <7312> は5月8日、2015年3月期の決算を発表した。最終損益は295億円の赤字(前期は111億円の黒字)となった。エアバッグ製品のリコール(回収・無償修理)問題を受け、関連費用などで特別損失を586億円を計上したことが影響した。

売上高は15.4%増の6428億円、営業利益は25.4%増の329億円、経常利益は58.5%増の406億円だった。最終損益の赤字を受け、年間の配当は無配とした。

円安の影響を受け、全体の売上高は増収となった。営業利益でも自動車生産・販売が好調に推移したアメリカや、受注車種の販売が好調に推移した日本などで増益となったものの、エアバック製品のリコールに関する特別損失が響いた。

16年3月期の業績見通しについては、売上高が前期比8.9%増の7000億円とした。営業利益は3.2%増の340億円、最終損益は200億円の黒字としている。(ZUU online 編集部)

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