米CPG系で進むDMPの実装
米系のCPG関連の企業ではCMOの在任期間がもっとも短い職種とされ、とにかく短期間に前任者のCMOと異なるアプローチで大きな成果を出すことを求められるようになっている。こうした状況から、大手のCPG系企業では新任となるCMOが積極的にDMPを導入するようになっており、多くの企業が実際にDMPに顧客データを蓄積し最適化利用を始めている。
国内ではまだまだマーケティング部門は単純な広告予算しかもたされていないところが多いが、欧米ではよりカスタマーデータドリブンな精度の高いマーケティングが展開されるようになっているのである。
対象外の広告は見られない?
広告やコンテンツ配信が、ターゲットとなる顧客だけを対象にしてリアルタイムで選別・配信される世の中になれば、高級車の広告はそのターゲットとなる顧客だが視聴できるようになるし、カツラの広告はそうしたニーズのある顧客だけに配信されることになる。生理用品の広告は男性が目にする機会もなくなり、まさにターゲットオリエンテッドな広告アプローチの時代がやってくることになる。
したがって購買力のない層は同じネットを視聴していても広告に接する機会の少ない、なかなか厳しい世の中になろうとしているのだ。
ネットにおける顧客の選別アプローチはもうここまでの時代を迎えている。広告のメディアミックス戦略にも大きな変化が訪れてきており、既存のテレビスポットや新聞広告ではまったく対抗できないような新たな仕組みが実現しているのである。(ZUU online 編集部)
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