デジタルマーケティング
(写真=Thinkstock/Getty Images)

DMPをご存知だろうか?日系大手の印刷会社の略称のことではない。DMPとはデータマネジメントプラットフォームの略号のことで、その名のとおりデータを管理するプラットフォームだ。言い換えれば、顧客のデータベースを扱うもののことをいうので、このDMPの利用がネットでの広告配信と適切な顧客へのアプローチに大きな威力を発揮する時代になってきているのだ。今回はそのDMPについて探ってみた。


DMPには二つのタイプが存在

DMPには大きくわけて二つの利用タイプが存在する。ひとつはネット上での広告配信対象となるオーディエンスデータを扱う業者を含めたDMPであり、もうひとつは個別の企業が自社で保有する顧客および見込み客のネット上での行動をデータベース化していく、いわゆるプライベートDMPである。

DMPの初期段階ではネットの広告配信で適切なターゲットとなる顧客を選別するために導入されたものがほとんどであったが、最近では広告のみならず、あらゆるネットを通じたマーケティング施策のために利用するデータ集積のプラットフォームとなっているのだ。


RTBにも利用されるDMP

国内ではRTB(リアルタイム入札)と呼ばれるネット広告の表示毎にオークション形式で最適な広告を選択する配信事業の規模はパソコン向けで400億弱の規模となっているが、今後スマホを含めて同様のサービスが展開されれば2015年末には600億、2017年には1000億市場に成長することが予想される。

これまでのネット広告は一定のスペースを期間を区切って告知をしてきたが、顧客のデータを利用しながらRTB型の入札で広告配信を行うことができれば、自社の商品やサービスに興味をもって購買可能性の高いターゲットとなる顧客だけに集中して広告告知を行うことができるようになるのだ。レガシーメディアを利用した媒体告知では、ターゲットが集まりそうな媒体の集まりそうなスペースや時間帯に広告を掲載したりオンエアしたりする手法をとってきたわけだ。

が、事前にターゲットとなる顧客のCookieデータなどを収集しておけば、ネットにこうした顧客が訪れたときだけに告知を行うことが可能となるため、きわめてROIの高いマーケティング活動を行うことができるようになるのだ。