(写真=PIXTA)
家電量販店のエディオン(大阪府大阪市)の2015年3月期リフォーム売り上げは前年度比94.7%の419億7,400万円だった。修正後の計画の470億円(当初計画635億円)にも約50億円届かず、前年度の売り上げも割り込む結果となった。
部門別では水まわりを中心としたリフォーム売り上げは前年度比114%の227億2300万円と増収だったものの、太陽光とオール電化が前年度を割り込んだ。特に太陽光は各電力会社で産業用太陽光の売電買取中断が続いた。
影響で前年度比70.5%の109億900万円という結果に終わった。また、小規模リフォームである「ぷちdeリフォ」に注力しすぎた関係で、キッチン、バスの販売が伸びなかったことも売り上げに響いた。
今期は将来売り上げ1000億円に向けて体制を整えるため、「営業力の強化」「工事体制の強化」「収益力の改善」の3つの方策を打ち出した。
1つ目「営業力の強化」としては、社内環境を整備し、接客ツールの充実や店づくりに力を入れる。また、広告宣伝を強化し、チラシの改善も進める。
2つ目の「工事体制の強化」としては、現在、年間約7万件の工事件数を拡大するため施工管理者の増員、工事拠点を増加する。工事品質を高めるため、研修にも注力する。
最後は、「収益力の改善」。価格設定を変更し、特別商材を投入した上、他社商品を分析して値引きを抑制していく方針だ。
今期の売り上げ目標は、水まわりなどのリフォームが前年度比153.1%の348億円。太陽光発電が前年度比89.8%の98億円。オール電化が前年度比122.3%の102億円。合計で前年度比130.6%の548億円を目指す。(提供: リフォーム産業新聞 6月2日掲載)
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