今後の金価格はどうなるのか

これらを考えれば、金価格が上昇に転じる可能性は低い。米国経済が堅調である以上、金利は連続して上昇すると考えられる。ニューヨーク連銀の行った、米プライマリーディーラーへの調査でも、FRBの利上げ時期として、9月の予想が最多。複数回の利上げの可能性さえあると言われていることからも、それは明らかだろう。

もちろん、新興国による需要増加や米国の景気減速懸念台頭など、金価格上昇要因は複数あるため、相場に絶対はない。これらのリスクを認識しておきたい。(ZUU online 編集部)