(写真=PIXTA)
先月下旬からスタートした3月期決算企業の第1四半期決算発表もほぼ終わりとなりました。
こうしたなか第1四半期ということもあって企業数は限られましたが、通期の業績予想を上方修正する銘柄も幾つかみられました。そこで今回はこの第1四半期決算で上方修正に踏み切った企業を東証1部上場銘柄を対象にピックアップしてみました。
東証1部上場企業で通期の営業利益の業績予想を上方修正した企業は50銘柄近くに上りますが、例えば8月5日に決算を発表した明治ホールディングス <2269> では決算後の株価が17%高となったほか、島津製作所 <7701> やリゾートトラスト <4681> でも株価が1割以上上昇しました。
一方で帝人 <3401> は上方修正に踏み切ったものの好材料は織り込み済みとの見方があるなか、投資判断の引き下げもあって決算発表後に株価が大きく下げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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