今後はどのコンビニが動くのか
こうした中で売り上げを拡大していくためには、1社の営業努力だけでは限界があるからだ。
最大手のセブン-イレブンは今年8月、ユニクロを展開するファーストリテイリング <9983> と提携に向けた話し合いを行っていると発表。両社共同による商品開発や、ユニクロのウェブサイトで購入した商品をセブン-イレブン店舗で受け取るといった物流の共同利用を目指していると考えられる。
今後各社の提携や統合に向けた動きでは、中堅クラス以下同士の再編が行われる可能性が高い。ミニストップ <9946> 、セイコーマート、デイリーヤマザキ、それにJR東日本リテールネットが運営するNEWDAYSなど、コンビニ業界には多数のプレイヤーが存在する。
一言で再編といっても、看板を統合するファミマのようなやり方もあれば、ローソンのようにゆるやかな提携で拡大する手法もある。
3強時代が再編のゴールとは限らない。今後もコンビニの業界の再編が進む可能性は十分ある。(ZUU online 編集部)