(写真=PIXTA)
リフォーム会社が本業との相乗効果を狙ってサイドビジネスを始めるという例が相次いでいる。カフェを開いたり、介護サービスを開始したりと、新しいチャレンジが始まっている。
自然素材に触れるカフェ
エンラージ八王子(東京都八王子市)は先月、カフェを開設した。オープンから1週間ほどで、一日平均30組が来店している。ユーザーの8割以上は女性。30代~60代まで年代は幅広い。
カフェを開いた狙いは、リフォーム業への相乗効果だ。カフェの内装は、同社がリフォームで使う自然素材を中心に仕上げられており、来店者にその良さを体感してもらう。壁面にはスイス漆喰、フローリングはアンティーク調のオーク、窓にはパイン材を用いた輸入サッシを採用している。加えて、座席の一部には7色のカラー畳や障子もある。
さらに店舗内に設置された大型テレビでは、約30分の施工事例動画を流している。「リフォームを検討しているユーザーとの打ち合わせにも、同店舗を積極的に活用しています」(石井誠社長)
(写真=リフォーム産業新聞/カフェ・エンラージ八王子、自然素材をふんだんに使った内装