昨年に引き続きテクノロジー分野に90億ドル(約1兆633億円)を投じて、FinTech(フィンテック)強化を2016年の最優先事項にする意思を表明していたJPモルガン・チェースは、1台につき年間2万1000ドル(約248万円)の利用料が課されるブルームバーグ・ターミナル(独自のマーケット情報収集と分析用端末)から、同様のサービスを低料金で提供しているトムソン・ロイターに移行することで、経費削減を狙っている。
ニューヨーク・ポスト紙が報じたところでは、ジェームス・ダイモン会長は今後2~3年以内に社内の1000~2000台の端末をロイターに切り替え、1800万~3600万ドル(約21億2724万~42億5448万円)を節約する方針である。
ブルームバーグにとっては第2の顧客といわれるJPモルガンを失う、手痛い新年のスタートになりそうだ。(ZUU online 編集部)