3月期決算企業の第3四半期決算発表と並行して行われていた12月期決算企業の本決算発表もほぼ一巡となりましたが、日本経済新聞の集計によると12月期決算企業の2016年12月期の連結経常利益は前期比2%増の3兆778億円となる見通しとなっています。
収益をけん引した円安効果が一巡することで前期の12%増益に比べて伸び鈍化が鮮明だと日本経済新聞では解説しています。
このように小幅な増益に止まりそうな12月期決算企業の今期業績ですが、なかには二桁の大幅増益で、しかも最高益更新が見込まれる銘柄もみられます。そこで今回は本業のもうけを示す営業利益が10%以上の増益で最高益となりそうな12月期決算銘柄をピックアップしてみました。
例えばすかいらーく <3197> では前期に続いて二桁の増益が見込まれ、最高益更新が予想されています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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