日銀がマイナス金利を導入し、長期金利も一時マイナスとなるなか株式の配当利回りの魅力が増しています。こうしたなか先月から今月にかけて本決算を発表した12月期決算銘柄では今期の業績予想とともに配当予想が発表されています。
そこで今回は新たに発表となった配当予想をもとに12月期決算銘柄の配当利回りを改めてチェックし、配当利回り3%以上の銘柄をピックアップしてみました。
その結果をみると配当利回りが5%を超える銘柄があるうえ、今期の配当予想は未公表ながら前期実績で計算するとキヤノン <7751> の配当利回りも4%台半ばと魅力的な水準となっています。
さらに小幅な増益予想ながら前期に続き最高益更新が見込まれるなか、今期の配当予想を前期の130円から140円に引き上げたブリヂストン <5108> も配当利回りが3%台半ばと高い水準にあります。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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