クラウド会計ソフトを手掛けるマネーフォワードと、オフィス用品通販売などを展開するアスクルが新サービスの共同開発に向け、業務提携契約を締結した。

アスクルは、オフィス用品通販の「ASKUL」のほか、個人向けの日用品ネットショップ「LOHACO(ロハコ)」を展開している。マネーフォワードは、個人向け自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」や、オフィス向けクラウド会計ソフト「MFクラウドシリーズ」を展開している。

今回の業務提携では、オフィス向けと個人向けいずれの分野でも新サービスを共同開発していく。

個人向けでは、マネーフォワードが提供する家計簿・資産管理サービスをベースに、ネットショップ「ロハコ」の顧客向け機能を拡充させたアプリを共同開発する。「ロハコ」のタイムセール情報やクーポンなどを受け取ったり、支出履歴から追加購入ができたりする機能を持たせる考えという。

オフィス向けでは、オフィス用品通販サイト「ASKUL」の利用顧客に対して、マネーフォワードのビジネス向け会計サービスをベースとしたクラウドサービスの提供を予定。いずれも2016年夏ごろに提供を開始する。

両社がECサイトの利用者向けに自動家計簿・資産管理サービスを提供するのは今回が初めて。eコマースとFinTechが融合による新たなサービスの展開に注目が集まりそうだ。( FinTech online編集部