◯続々と登場する金融×テックのスタートアップや新サービス

今、特にアメリカを中心としてですが、 決済系スタートアップ 以外も含めて、続々と金融×テックの新サービスが登場してきています。
そしてその流れはスタートアップに限りません。大手の金融機関も、テックを用いた新サービスの開発に力を入れてきています。

まずモバイル分野では、多くの金融機関が自行の店舗やATMの位置等を、スマートフォンで簡単に探せる機能の導入を検討し進めています。またその他に、現時点ではまだ取り組んでいる金融機関は少ないものの、位置情報を利用したクーポンの提供サービス等を検討する金融期間も増えてきているといわれています。

またオンライン分野では、ソーシャルメディアと自行のオンラインサービスの連携を検討している銀行が増えています。これらは既存顧客の利便性向上も目的の一つですが、他にも 新規の顧客開拓に効果を発揮 するのではといわれています。
フェイスブックなどのSNSの主な利用者は10〜20代の若者であり、こうした次世代の主要顧客となる若年層の獲得は、金融機関にとって重要なテーマとなります。若者が最も利用するメディアで、金融サービスを提供することは、有効な手法の一つといえますね。

上記で触れた内容以外にも、金融×テックの分野では今、面白い話題が数多く存在します。金融は生活や社会の根幹にあるだけに、新しいサービスの登場は「ただ便利になる」を超えた変化を生み出す可能性が高いのかもしれません。

“これからの時代の金融サービスの姿” を明確にするためにも、金融×テックの様々な情報は定期的にお届けしたいと思います。

BY TOMB

【参考】
金融機関が考える次の革新的なサービスとは?
“ならず者4人組”(Gang of Four)がもたらす決済ビジネスの革新