昨年度後半の外国人投資家の売買動向をみると4兆円規模の大幅な売り越しとなっています。
こうしたなか昨年の9月末に17,000円台前半だった日経平均は12月に一旦20,000円の大台を回復しましたが、原油価格の下落などを嫌気した外国人投資家の売りなどで年明け以降に調整色を強めると今年の2月には一時15,000円を割り込む水準まで売られる場面もありました。
こうしたなか外国人持ち株比率が大きく低下した銘柄がみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に昨年9月末に比べて3月末の外国人持ち株比率が5ポイント以上ダウンしたものをピックアップしてみました。
例えば日揮 <1963> やクレディセゾン <8253> では昨年9月末に比べ外国人持ち株比率が8ポイント以上低下しているほか、トヨタ <7203> でも5ポイントの低下となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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