「DAIGO×北川景子」結婚で株式市場が大混乱！？

あの都市伝説は本当か？

2016/07/17

著者ZUU online編集部

2016年1月11日、DAIGOと北川景子のビッグカップルの結婚会見が開かれました。翌12日の日経平均は暴落し、市場関係者には「北川景子ショック」とい言う人までいたほどです。こじつけだとは思いますが、大物芸能人の結婚報道は株式市場の「売り」だという都市伝説を信じている人も多くいます。

アイドル結婚は株の下げ材料

2015年8月22日に、堀北真希と山本耕史の結婚が報道された翌日の日経平均は895円安でした。2015年9月28日の福山雅治と吹石一恵の結婚発表翌日は、日経平均714円安。先ほど挙げたDAIGOと北川景子の結婚では479円安でした。

まだ記憶に新しい、優香と俳優・青木崇高（あおき・むねたか）の結婚が発表されたのは2016年6月13日ですが、その翌日は582円安となりました。福山ショックでは、福山の所属事務所であるアミューズ <4301> が8％安と急落。CDやコンサート、関連グッズなどの売り上げが激減することへの懸念から、時価総額が40億円も吹き飛び話題となりました。

もちろん関係はないだろうとはいえ、大物タレントの結婚は株式市場「売り」と言いたくなる気持ちもわかりますね。

株式市場には「アノマリー」という言葉があります。アノマリーとは、はっきりとした理論的、法則的な根拠はないけれど、なぜかよく当たる経験則のこと。

有名な例が「Sell in May（セルインメイ）＝5月に売れ」です。アメリカの株式市場に広まっている格言で、正式には「Sell in May, and go away; don''t come back until St Leger day.」。

和訳すれば「5月に売り、どこかに行け。そして、セント・レジャー・デー（9月の第二土曜）まで戻ってくるな」ですね。

これは、5月に株を売ったら株式市場を離れ、9月半ばまでは手を出してはいけないという意味ですが、日本市場でも、5月に株を売って、夏休みは遊び、11月のハロウィーンの頃に戻ってきて株を再び買うと一番儲かるという話があります。理由は分かりませんが、検証すると驚くほどに当たっているのです。

実際に、5月に売って10月頃に買うを繰り返し、順調に儲けを出している人もいるなんて話も耳にします。

「大物タレントの結婚＝売り」も、都市伝説もしくはアノマリーとして、日本の株式市場では有名です。ただし、相武紗季や上野樹里のときには反応しなかったので、あくまでも大きく下げたときのこじつけといえるのかもしれません。

それでも、このようなアノマリーにマーケットを関連付けて観察すると、株や経済の動きを楽しく見られるのではないでしょうか？。