Q5 あなたのストレス解消法を教えてください(自由回答)。

とにかく寝る(30歳女性、他18名)
美味しいものを食べる(54歳男性、他12名)
スポーツをする(38歳女性、他10名)
お酒を飲む(39歳男性、他7名)

その他回答:
大きな声で歌を歌う(31歳女性)
ドライブで山を走る(28歳男性)
落語会に行く(53歳女性)
好きな音楽を聴く(32歳男性)
仕事に集中する(55歳女性)
子供と遊ぶ(39歳女性)
ショッピング(54歳女性)
サッカー観戦(29歳男性)
……など

まずQ1では、ストレスの程度について尋ねてみた。トップは過半数を占めた「ときどき感じる」だったものの、「大変強く感じる」と「強く感じる」を合わせると3割以上。「全く感じない」という回答はゼロ。やはり働く人にとってストレスはつきもののようだ。

続くQ2は、ストレスのもたらす影響について。一番回答が多かった「イライラする」(63.9%)という程度であればさほど問題がなさそうだが、「仕事がうまくいかなくなる」(31.5%)、「内臓の不調など、身体に影響が出る」(25.9%)など、深刻な影響を訴える人も一定数存在。「逆に乗り越えようとやる気が出る」(2.8%)はかなりの少数派で、やはりストレスマネジメントには苦労している人が多いようだ。

では、そのストレスの原因はなんなのか、仕事とプライベートに分けて尋ねてみた。まずQ3の「仕事におけるストレスの要因」は、「上司・先輩との人間関係」(46.3%)が圧倒的に多い。上司以上に気を使うはずの「取引先・顧客」も含め、他の人間関係を選んだ人はそこまで多くないことを鑑みると、一緒にいる時間が長い目上の人間である上司との人間関係こそが、ビジネスマンのストレスの最たる要因となっているようだ。

次に多いのが「仕事がうまくいかないこと」(33.3%)だが、「目標数字やノルマが高すぎること」(4.6%)を選んだ人が少ないことと合わせてみると、自分に原因があってうまくいかないときにストレスを感じる人が多いと言えそうだ。

一方、Q4の「プライベートにおけるストレス」のほうは、圧倒的に多かった回答が「お金の問題」(45.4%)で、次に「配偶者・パートナーとの関係」(24.1%)。「配偶者・パートナー」以外との人間関係を選んだ回答はいずれも少なかった。回答者の中には独身の人もいるので一概には言えないが、プライベートなストレスの多くは家庭内に起因していることがうかがえる。

Q5ではストレス解消法を自由記述で回答してもらった。「食べる」「眠る」「運動」という回答に次いで多かったのが、「飲酒」。ほとんどが30代以上の男性からの回答だったが、身体の不調につながらないよう、暴飲暴食には気をつけたいものだ。また、さまざまな趣味を具体的に回答してくれたのは女性が多かった。女性のほうが自分なりのストレス解消法を見つけるのが得意な傾向にあるのかもしれない。(『 The 21 online 』2016年6月号より)

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