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(写真=PIXTA)

クレジットカードは、今や日常生活に必要不可欠なツールだ。スマートな支払いを可能にするだけではなく、自分自身の信用度を表す重要なアイテムでもある。海外では宿泊やレストランの予約に欠かすことはできないし、国内でも会員制サービスなどの支払いはクレジットカードのみであることも多い。これは、カードホルダーであることが一定の信用を示すことの証である。

逆に、社会的信用がなければクレジットカードは持てない。年齢、勤務先、勤続年数、年収など、カードを作る時にはこのような属性情報を審査されるが、一般的なカードよりもゴールドカードやプラチナカードといったプレミアムカードのほうが審査の基準は厳しくなっている。

つまり、プレミアムカードを持つことは、基準を満たした者だけに許される愉楽であるとも言えるであろう。

現在増加中の、持つ人のステータスを演出するプレミアムカード

プレミアムカードは富裕層をターゲットにしており、学生や年収が基準以下の者は作れない。年会費はゴールドカードなら1万円から3万円、さらにグレードの高いプラチナカードでは5万円から数十万円するものまである。また、利用限度額も数百万円など高額に設定されている。中には限度額の設定がないカードまである。これは、それだけの支出ができるということ、そして高額商品やサービスの価値を知っているということでもある。

カード1枚で、そのような人物像を演出できるのは、プレミアムカードの特徴であろう。そして今、そんなステータス性の高いカードが増えているという。