IPO,お金持ち,長者
(写真=Thinkstock/Getty Images)

2015年に新規株式公開した企業92社のうち、約9割が公開価格を上回わる初値をつけた。全般的に小型化傾向が見られたが、これらの上場でIPO長者も出てきている。「2015年IPO長者番付」として、上位10人を紹介しよう。

なお、ランキングは普通株を対象とし、特殊ケースと見られる日本郵政3社は除外している。

第10位 サンバイオ <4592> 代表取締役社長 森 敬太氏 約103億円

1967年6月生まれの森氏は、キリンビール( キリンHD <2503> )のビール事業研究開発部門に入社、2001年に米国でSanBio,Inc.を設立、CEO、2005年には現任であるChairman & Co-CEOに就任。2013年に当社が設立されたのに伴い、現職。

4月8日に東証マザーズに上場したサンバイオは、中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャーだ。公募価格は2000円だったが、長期的な開発内容が嫌われた面もあってか、初値は1710円にとどまった。森氏はIPO時の売り出し分を差し引いた599万7284株を保有しており、103億円弱の資産を手にしている。

第9位 ファーストロジック <6037> 代表取締役社長 坂口 直大氏 約111億円

1976年7月生まれの坂口氏は、2005年にファーストロジックを設立、代表取締役に就任。

2月18日に東証マザーズに上場したファーストロジックは、物件掲載数トップの投資用不動産ポータルサイト「楽待」を運営している。公募価格の1770円に対し、初値は2700円を付けた。坂口氏は持ち株410万2400株に初値を乗じた111億円弱の資産を手にしたことになる。

第8位 シー アールイー <3458> 代表取締役社長 山下 修平氏 約132億円

1973年8月生まれの山下氏は、1997年に現在のみずほ銀行にあたる日本興業銀行に入行、その後別会社を経て、2009年に当社の設立に伴って代表取締役に就任。

4月15日に東証2部に上場したシーアールイーは、首都圏地盤を地盤に、大阪や福岡でも物流施設の賃貸管理、開発、アセットマネジメントを手掛けている。公募価格は3620円だったが、初値は3355円にとどまった。山下氏は同氏がオーナーである京橋興産株式会社名で394万4950株を所有しており、上場時には132億円強の資産を得たことになる。

第7位 メタップス <6172> 代表取締役社長 佐藤 航陽氏 約134億円

1986年5月生まれの佐藤氏は、2007年9月に当社の前身であるイーファクター株式会社を設立し、代表取締役に就任。

2月18日に東証マザーズに上場したメタップスは、データ分析や集客のアプリ収益化支援や、EC業者向けのネット決済を事業の柱にしている。中国などの海外展開にも積極的だ。公募価格の3300円に対し、初値は3040円と下回ったものの、佐藤氏は持ち株440万株から134億円弱の資産を手にしたことになる。

第6位 イトクロ <6049> 代表取締役社長 山木 学氏 約147億円

1978年1月生まれの山木氏は、リクルートHD <6098> やカカクコム <2371> などを経て、2006年3月に当社を設立、2015年には現職。

7月28日に東証マザーズに上場したイトクロは、国内トップの教育関連口コミポータルサイトを運営する。閲覧ユーザーからの問い合わせ数に応じて、学習塾等から収益があがるというビジネスモデルだ。公募価格の1930円に対し、初値は2010円だった。山木氏は持ち株731万株から147億円弱の資産を手にしたことになる。