夏,手土産,スイーツ
(写真=公式サイトより)

夏は何かと贈り物が多くなるシーズンだ。お中元に、また帰省時にセンスの光る手土産を持っていけたら喜ばれるだろう。夏の暑い時にこそ食べたい、涼やかなひんやりスイーツが登場しているので、見た目も涼やかなものを厳選して紹介したい。(文中の金額は全て税込み価格)

和スイーツは季節感を感じるものが多数

季節ごとのスイーツを作るのは、和菓子のおはこ。関東には江戸時代から続く老舗も多く、老舗の定番から新たな挑戦まで、よりどりみどりだ。

宗家 源吉兆庵「金魚」 ゼリーの中を気持ちよく泳ぐ姿が可愛らしい

海外展開もしている創作和菓子の宗家 源吉兆庵からは、毎年登場する「金魚」という和風ゼリーをご紹介したい。透明なゼリーの中に、ゆらゆら揺れる朱い金魚型の寒天が入っており、ゼリーとは異なる触感が楽しい。フランス・ヴェルサイユで栽培されたフルーツ由来の香料は、食べた時にさわやかな香りが鼻に抜ける。

「金魚」は単品292円、中国の伝統工芸・手編みレースで作られた、金魚鉢形の器に入りの5個セットは2000円。人気が高いため、売り切れの場合も多く、余裕をもった注文がおすすめ。ネットショップも混雑シーズンのため、注文から4〜5日程度見ておくとよいだろう。

神楽坂 五十鈴「水まんじゅう」 冷茶と一緒につるりといただきたい

神楽坂にある和菓子店「五十鈴」は、1946年創業の老舗和菓子店だ。五十鈴から紹介したいのは「水まんじゅう」である。小豆は最上級の北海道産大納言を使い、じっくりと練り上げた葛特有の半透明の皮は、いかにも涼やかな見た目だ。食べた時のぷるんとした食感と冷たいのど越しが気持ちの良い。餡はこし餡と種入り紅梅の2種類なので、ぜひ食べ比べたいところ。

5月〜9月の限定販売で、詰め合わせは 6個入1825円から丸い箱入りで用意されている。自分の味見用など、1個259円から購入できるのが嬉しい。

榮太樓總本鋪「榮太樓 あんみつ」 アイスクリームをのせても美味しい

榮太樓あめで有名な日本橋の「榮太樓總本鋪」は、安政4年創業の約160年愛され続ける老舗だ。もう一つの名物「あんみつ」は、日本ギフト賞大賞2016の東京賞に選ばれた一品で、夏の手土産にもってこいである。パイン・白桃・黄桃・みかん・チェリーに今年から葡萄とラフランスが加わり果物たっぷり。コクのある甘みの黒みつとさっぱりした甘みの白みつの2種類があり、甘いモノが得意でない男性にも試してほしい。

1個486円と単品でも購入可能だが、詰め合わせは黒みつ白みつが各2個ずつ入って4個2160円のものから用意されている。この他、豆がメインのみつまめもあるので、好みに合わせてご賞味あれ。