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(写真=PIXTA)

シングルの女性が思うこと

現在シングルの女性は、「この先結婚するつもりはない」「仕事が一番」「結婚できても離婚する可能性だってある」と、考え方がさまざまです。そのため、「結婚をしない」という選択肢を選ぶことは珍しくありません。

しかし、結婚をしない選択をした女性には、共通する悩みが出てきます。それは生活していくうえでのお金の問題です。人生の中でお金がかかるものは「住宅資金」「教育資金」「老後資金」といった、いわゆる「人生の三大資金」になります。その中でシングルの女性にも関わってくるものが「住宅資金」と「老後資金」です。この「住宅資金」と「老後資金」を、これからのライフプランにそって考えていかなければなりません。

ライフプランがマネープランになる

「住宅資金」と「老後資金」について考えるにあたり、これからどのように生活していくかといった長期のライフプランが必要になります。ライフプランを描くことによって、どの部分にどれくらい基本的な資金が必要なのか、マネープランを決めることができるからです。

シングルの女性の住宅資金

まず、住宅資金に着目してみましょう。

住宅といえば「賃貸か購入か」が大きな課題になってきます。生涯賃貸で暮らす場合に払い続ける家賃の総額と、ローンを組んで住宅を購入する際の金額を比べた時、単純な計算では購入の方が安くなります。それならば購入した方が良いのかというと、購入した住宅には固定資産税や維持費などがかかってくるため、結果的に賃貸と大差がありません。

しかし、それはひと昔前の考え方と言われています。現在、住宅ローン減税制度により金利負担の軽減が行われているため、その制度を上手に利用すればマネープランにおける住宅資金を抑えることができるのです。今のうちに住宅ローン減税を利用して、住宅の購入を検討してみてもいいかもしれません。

また、住宅を購入後シングルで過ごすつもりでも、ご縁があって結婚することになる可能性もあります。そのような場合、2人で別な場所に住むことになると、購入した物件を売却や賃貸に出すことになるでしょう。そのため売却や賃貸に備えて、買い手借り手が見つかりやすく、損をしない物件を選ぶことがポイントです。

購入時には、新築物件が魅力的に見えるかもしれません。もちろん住み続けるには問題がありませんが、売却や賃貸を少しでも考えているのであれば、新築物件は買った瞬間に価値が下落すると言われていることを考慮する必要があるでしょう。