7月の権利確定日に保有していると株主優待を受けられる銘柄をご紹介します。配当に加えて、優待利回りも加味して銘柄を選ぶ際の参考にしてください。
株主優待のある物件は、実質利回りで利益を得られる
株主優待は、一定数の自社の株式を保有する株主に対して、権利確定日に自社製品や優待券などの優待品を送る制度であり、日本以外ではあまり見られません。配当があまり期待できなくても、優待内容がよければ、実質的な利回りは高く得られます。優待品に実用性があるか確認し、配当や財務内容などもチェックしましょう。長期の株式の保有では、優待品に変更がないかも確認する必要があります。
7月の株主優待を受ける条件
株主優待を受けるためには、権利確定日を含めて、土日を除く4営業日までに購入しておく必要があります。7月では31日が月末のため28日が株主優待を受けられる最終購入日となります。株価は最終購入日に近づくと上がり、権利落ち日を境に下がっていきます。株価水準を把握しておき、適正価格で購入するようにしましょう。
それでは、7月のおすすめ優待銘柄をご紹介していきたいと思います。配当利回りや優待利回りをもとに、優待の使いやすさなどをもとにして、おすすめ順で10位までご紹介します。6月と12月が権利確定月で、年2回優待を受けられる銘柄です。
7月の株主優待おすすめ銘柄 1位~5位
第1位の ダイドードリンコ < 2590 >は、自動販売機の数や缶コーヒーの販売で業界第3位の会社です。売り上げの9割を自動販売機が占めているという飲料業界では特殊な会社となっています。優待内容は、自社製品詰め合わせとなっており、実質利回りは2.76%程度となっております。
第2位の ドクターシーラボ < 4924 >は、『皮膚の専門家が作ったメディカルコスメ』です。スキンケア化粧品を中心に、健康食品事業も展開しています。主力商品として、累計1000万個を販売した“アクアコラーゲンゲル”があります。 優待内容も化粧品とスキンケアセットとなっているので、女性にとってはかなり嬉しいのではないでしょうか。優待内容は、自社商品セット(1株:1万円相当 / 2株:2万円相当 / 3株:3万円相当)となっております。
第3位の クロスプラス < 3320 >は、婦人や子供服の企画・製造・販売をしているファッション・アパレルメーカーです。クロスプラスの株主優待券は、自社グループの製品です。また、抽選で30万円相当の海外旅行権が当たります。 優待内容:(1) 自社グループ商品(a)またはクーポン券(b) を贈呈/(2) 抽選で海外旅行(30万円相当の旅行券)を贈呈しております。
第4位の ミサワ < 3169 >は、デザイン性の高いオリジナル家具を販売する“unico”を運営する企業で20~30代の女性客をメインターゲットとした商品が多いことが特徴です。 株主優待は“unico”で使える割引券に加えて、株主限定商品やレストランの食事券などから「選べる」優待品になります。 優待内容は、“unico”で使える15%割引券2枚、上記の優待に加え、以下の優待品から1点選択、unicoオリジナル株主様限定商品5000円相当、自社レストランお食事券5000円分、自社バイヤーセレクト商品5000円相当となっております。
第5位の モロゾフ < 2217 >は、プリン、チーズケーキ、チョコレートを主力商品としている、歴史のある洋菓子メーカーです。 株主優待は、モロゾフの商品・お店で利用できる20%割引券が10枚もらえます。オンラインショップでも使えることができます。 優待内容は、20%割引券(オンラインショップでも利用可)となっております。 また、長期保有特典として3年以上保有で2000円の商品券がもらえます。