本紙独自調査による、都道府県別リフォーム売上のトップ全47社が出そろった。これは、大手企業を除いた、本社所在地を地盤とする各県のトップ企業をピックアップしたものだ。
首位交代は12都県
強豪ひしめく東京都、愛知県、大阪府から見ていこう。東京都のトップは、109億7000万円のスターツグループ（ 東京都中央区）。関東圏5都県に31拠点を展開している。前年トップだった東急ホームズ（渋谷区）に約19億円の差をつけて首位に輝いた。
愛知県はニッカホーム（名古屋市）の独壇場だ。売上高230億円は、2位に190億円近い差をつけての圧勝だった。大阪は、多数の有力企業の中から、ホームセンターのコーナン商事（堺市）が連覇を達成した。売上高は91億4000万円。
また、昨年度実施のランキングから、トップの入れ替わった地域は12都県あった。
岩手県は、昨年タカヤ（盛岡市）に首位を譲った陽だまり工房（奥州市）が17億5000万円を売り上げて1位となった。
一昨年3社が同額1位だった熊本県は、リ・ホーム熊本（熊本市）が、首位奪還に成功した。
一方で、3年以上首位を守る地域も26道県に上っている。他社に圧倒的な差をつけて1強状態をつくる企業も多いが、その座を脅かす地場企業の台頭が望まれる。
◆調査概要
本紙調査による全国版住宅リフォーム売上ランキングから、各県のリフォーム売上高上位企業を選定した。ただし、以下の3点のどれかに該当する場合は全国企業と判断して除外した。(1)自社もしくは親会社の資本金が100億円以上あり、なおかつ、リフォーム社員が500人以上いる企業 (2)20以上の都道府県に拠点を持つ企業 (3)編集部推計値として算出した企業。(提供: リフォーム産業新聞 2016年09月27日掲載)
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