ジョリーパスタ,業績
(画像=Webサイトより)

消費者の節約志向の高まりを受け、外食産業にとっては厳しい環境が続く中、パスタ専門店のジョリーパスタ <9899> が好調を維持している。

2017年3月期第2四半期決算では、売上高が前年同期比6.3%増の90億7800万円、営業利益が同39・3%増の6億8800万円、純利益が同52.9%増の4億3300万円となった。日本経済の先行きに不透明感が漂い、消費者が外食を控える傾向が強まる状況で、ジョリーパスタが快進撃を続ける強さはどこにあるのか。

好調な業績受け、配当アップ

ジョリーパスタは、中間決算の見通しとして、売上高90億2000万円、純利益30億6000万円と予想していたが、今回発表した決算では、それぞれ5800万円と1億2700万円上振れし、計画を上回る増益を確保した。

中間期の好調な業績を受け、通期の見通しも上方修正。売上高を179億9200万円(前回予想179億3500万円)、営業利益10億5400万円(同8億8800万円)、純利益6億4200万円(同5億1500万円)をそれぞれ見込む。予想を上回る業績結果に伴い、配当予想についても見直し、第2四半期末で、50銭アップの4円、年間ベースで前期比1円増の8円となる予定だ。

予想を上回る結果となった中間決算、上方修正された通期の見通しを投資家は好感。株価も、米大統領選の結果を受けたトランプ・ショックで一時値下がりしたものの、1200円台後半の水準に戻し、堅調に推移している。今後は、9月27日につけた年初来最高値となる1312円の値を試す展開となりそうだ。