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(写真=PIXTA)

持病や手術歴があっても入れる保険の宣伝はありますが、基本的に病気や手術歴・持病などがあると保険は入れないと思っておいてほうがいいでしょう。

しかし、生命保険や医療保険にまったく入れないというわけではありません。持病や手術歴があっても入れる保険や、見直しが出来るかどうか解説していきます。

医療保険を見直すときの注意点

医療保険を見直すとき、保険料や内容よりも健康状態を確認してください。

病気をしていないか、5年以内に手術をしていないかなどをしっかり確認しておきましょう。見直しをすることで内容がよくなって保険料も安くなっても、健康状態で保険会社から加入を断られるリスクが考えられます。

医療保険を見直す際には、契約を解約するタイミングをよく考えましょう。少し費用がかさみますが、前契約を解約するのは、新しい契約が成立してからにしてください。もし新契約が成立しなかった場合に前契約を残さないといけなくなるからです。

持病・既往症のある人が医療保険を見直す時の注意点

持病や既往症があるけれど、医療保険に加入している方もいらっしゃると思います。その方の中で、契約内容が現在の医療技術に合わなくなってきている医療保険に加入している方は、保険の見直しを考えましょう。その時の注意点は、保険会社の引き受け基準と保険内容です。最近の医療保険は、病気があっても加入できる商品が発売されています。しかし保険料の割増料金や、部位不担保などの条件が付きます。

これは、持病や既往歴や手術歴によって変わりますが、全く加入できないということが少なくなってきているのも事実です。過去5年以内に手術をしているか、していないかの項目をクリア出来れば、告知書扱いの保険のハードルは下がります。また、持病や既往歴がある方で、その病気以外での入院の保障があれば良いと考える方であれば、部位不担保という保険をおすすめします。持病や過去の手術に関する病気の再発に関して、保障対象外になる条件であれば保険料の割増もなく加入できるので、検討の余地があるでしょう。

各保険会社の引き受け基準

生命保険会社には独自の健康状態のチェック基準があります。生命保険やがん保険の健康状態の基準はそこまで高くないのですが、医療保険に関しての健康状態のチェックは非常に厳しいです。そして、一度生命保険会社から引き受け不可と言われると、その他の生命保険会社でも引き受けできないリスクを背負います。

しかし、各社独自の基準になっているので、A社では引き受け不可の持病でもB社では保険料割増か部位不担保で引き受ける場合や、C社では全く問題がないケースがあります。持病や手術歴は隠さず伝えるようにしましょう。

一般の医療保険に加入できなかったとき

健康状態や手術歴で一般の医療保険に加入できなかった場合には、各生命保険会社で販売されている病気を持っている方でも入れる保険に加入しましょう。

この保険は告知内容が3つだけで持病・手術歴・入院歴などの項目があまりなく、余程の病気でない限り加入する事が出来ますが、保険料は一般的な保険料よりも高くなる場合があります。保険料は高いですが、保障内容も一般的な医療保険の半分ぐらいの保障しかないものや、終身保障が出来ない保険があります。
持病や既往症がある方は、あまり保険の見直しをお勧めできません。

どうしても保障内容が気になるのであれば、現在の健康状態で入れる保険の内容をしっかり理解したうえで検討しましょう。(提供: 保険見直しonline

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