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(写真=PIXTA)

ペットの食環境の改善、ペットに対する意識の向上によりペットの平均寿命は年々伸びています。そんななか、ペット保険を取り扱う会社が増えてきました。

大事なペットの保険ですが、いざという時に使えなければ意味がありません。人の保険と同じくペット保険も定期的に見直す必要があります。

保険見直しの時の注意

保険を見直したことで別の保険に入る場合、注意したいのは、ペットに関する継続可能年齢と新規加入年齢です。契約可能年齢はほとんどの会社で終身まで可能ですが、年齢制限を設けている会社があります。また、新規加入では加入年齢制限が設けられており、それを超えている場合は契約できません。何歳まで継続でき、何歳まで加入できるのか、きちんと把握しておく必要があります。

補償開始日についても気を付けなければなりません。多くの保険会社は待機期間が設定されています。待機期間とは、保険開始日から一定の期間補償されない期間のことです、会社によって異なります。待機期間中に補償はありませんが、保険料は払わなければなりません。ペットの体質、状態を考えて待機期間も注視する必要があります。

保険を選ぶ時に見るべきポイント

● 補償内容
犬や猫など、動物種別によって補償内容は違います。犬や猫以外の動物は、保険に加入できない場合もあります。猫は大きさにかかわらず保険料が同じ場合がほとんどですが、犬の場合は犬種によって保険料が変わります。また、犬種や猫の種類によりかかりやすい病気は異なるので、どういう病気にかかりやすくどんな治療が必要か、調べたうえで補償内容と照らし合わせましょう。

● 免責内容
補償内容は分かりやすい場所に書かれていますが、免責内容は見つけにくい場所に記載されていることが多くあります。公式サイトを見るだけでなく、資料を請求し熟読しましょう。契約時にはペットがどんな病気であれば補償され、どんな病気の場合では免責扱いになり補償されないのか、把握しておく必要があります。

● 継続年齢
ほとんどの会社が終身まで継続可能ですが、年齢制限を設けている会社もあります。補償内容が適しており、終身継続可能の保険会社を選んでも、更新の際に補償内容が変更されることがあります。病気の補償を受けた翌年にはその病気が免責になることもあります。終身保険が必ずしも良いわけではなく、補償内容の充実さと引き換えに、年齢制限が設けられることもあります。ペットが高齢ならば終身を選んだ方が良いですが、まだ若いならば、終身ではない保険を検討しても良いでしょう。

● 保険料及び補償割合
保険料は重要な点ですが、補償割合も同様に見なければなりません。一日補償額が高額であっても補償の割合が低いと受け取る金額は低くなります。実際にいくら支払われるのか、同じ疾病でも何度でも適用されるのかなど、補償割合と保険料の兼ね合いを見ながら考慮しましょう。

● 保険会社の種類
保険会社には損害保険会社と少額短期保険会社があります。損害保険は資本金は最低10億円です。少額短期保険は資本金1,000万円、年間収入保険料が50億円以下となります。一番の違いは契約者保護機構の存在です。

損害保険会社は契約者保護機構への加入が義務付けられておりますが、少額短期保険会社には加入義務はありません。契約者保護機構へ加入している場合、保険会社が破たんしてしまっても契約者は保険金の補償が受けられます。少額短期保険会社ではその補償はありませんが、供託金の義務があり、万が一破たんした場合はこの供託金から契約者の保護が行われます。少額短期保険会社は保険金が安くすむ場合もありますが、破たんした場合を考えると損害保険会社を選ぶ方が安心です。

ペット保険は悔いのないように

家族の一員である大切なペット。ペットを守るために保険を検討する方は多いでしょう。保険選びは定期的な見直しも含め慎重にしなければなりません。人と同じくペットも、高齢になればなるほど治療しなければならないことは多くなっていきます。

気になる保険があったらまずは資料を請求し、分からないことがあれば分からないままにせず、納得するまでどんどん保険会社に聞いて悔いのないようにしてください。(提供: 保険見直しonline

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