12月12~16日の東京株式市場は強気ペースの展開となった。米国のトランプ次期大統領の政策期待でリスクオンの地合いが続く中、OPEC(石油輸出国機構)の減産決定、FOMC(米連邦公開市場委員会)の政策金利引き上げと今後の利上げペースを織り込みながら上昇。日経平均株価は16日まで実に9営業日続伸となった。
日経平均株価は年内2万円回復を視野に入れているが、大台を目の前にして高値警戒感が広がる可能性もある。目先的には海外投資家がクリスマス休暇を控えていることもあり、一時的にせよ利益確定売りが出やすくなる点に留意したい。
東証1部「配当利回り上位10社」の顔ぶれ
年末や年度末が近づいていることもあり、今回は東証1部の「配当利回り 上位10社」の顔ぶれを見ていきたい。
(1)デクセリアルズ <4980> 2017/03 5.25%
(2)京都きもの友禅 <7615> 2017/03 4.51%
(3)双葉電子工業 <6986> 2017/03 4.49%
(4)キヤノン <7751> 2016/12 4.38%
(5)明和地所 <8869> 2017/03 4.38%
(6)リコー <7752> 2017/03 4.36%
(7)ビーピー・カストロール <5015> 2016/12 4.35%
(8)インテリックス <8940> 2017/05 4.35%
(9)佐鳥電機 <7420> 2017/05 4.32%
(10)あおぞら銀行 <8304> 2017/03 4.30%
※銘柄名、証券コード、決算期、配当利回り(%)の順。順位はヤフーファイナンスに基づく。
ランキングは年間の配当額をベースに算出しており、これから新たに株を買う投資家が受け取る期末配当による比較ではないことに注意して欲しい。
また、証券会社の配当は株式市場の売買代金に応じて高くなる。期末が近づいた時点で未定だった配当額が決まるため、終盤でランク入りする銘柄が続出する場合があることにも留意しておきたい。