米消費者レビューサイト「コンシューマー・レポート・コム(CR)」による「2017年版買ってはいけない新車」で、日本からは日産フロンティアとパスファインダーが選ばれた。

2014年から2017年に発売された30万台の車の所有者から回収したアンケート結果を基に、所有者の満足度を測定。各車の走行性、安全性、信頼性も評価指針としている。

総合的に最も不評な車は「アキュラ ILX」「ダッジダート」「ジープ・コンパス」。全回答者の3割が現在の車を選んだことを後悔しているという結果に。

小型SUV:活気に欠ける走り、窮屈なキャビン「ジープ・コンパス」

走行騒音、乗り心地の悪さも不評。「パワーがない」「運転席が調節できない」「エアコンの表示が見えにくい」オーナーの満足度は40%。

中型SUV:SUVというよりはミニバン「日産パスファインダー」

舗装されていない地面への耐久性が弱く、信頼性という点でも疑問が残る。「新車で購入したにも関わらずトラブル続出」「思っていたより燃費が悪い」満足度は50%。

小型セダン:イイところなし?不人気度NO.1 の「ダッジダート」

加速の悪さ、やかましいエアコン、乗り心地の悪さ、調節しにくいチルトステアリングなど、総体的に駄作との声が高い。「問題が多すぎる。修理にだしても解決されないケースも」

中型セダン:「物足りなさ」の払拭できない「クライスラー200」

評判の悪かった前作と比較すると改善点は多いが、4気筒2.4Lエンジンは馬力不足、9速ATも評価につながらず。「運転歴25年だが、これほどシフトチェンジしにくい車は初めて」「高速を走ると騒音が最高潮に」

ミニバン:安価ゆえにの欠点が目立つ「ダッジ・グランドキャラバン」

トランスミッションの騒音、後方シートの座り心地の悪さ、内装の安っぽさなど、値段に見合った評価をうけている。「新車で買って1年しか経過していないのに、すでにオンボロ」「シートが心地悪すぎて長時間のドライブには不向き」

ピックアップ・トラック:最悪なピックアップの王者「日産フロンティア」

騒音、乗り心地・走り心地の悪さで、最も最悪なピックアップ車に選ばれた。「ドアの素材が悪い」「ドアの気密性が悪く、騒音が外からはいってくる」

総合:最も買ってはいけない車「アキュラ ILX」

CRのテスト運転、消費者レビュー、ともに惨敗となったのは「アキュラ ILX」。改良版であるはずの2016年モデルも「うるさい、塗装が粗悪、運転しているとぶれる」「ほかの車に乗りかえたい」など、相変わらずの不人気ぶりだ。(ZUU online 編集部)